就職活動生の中には、単位が足りなくて留年の危機にある人もいると思います。そんな中で「留年すると内定取り消しになるの?」と悩みますよね。
そこで本記事では、留年すると内定取り消しとなるのかについて解説します。留年しそうな場合や、留年が確定してしまった場合の対策も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
内定後もカリクルがサポート!
- 1AI強み診断|強み再発見
- 入社後も活かせる強みを見つけよう
- 2ビジネスマナーBOOK|マナー確認
- 社会人にも通じるマナーを収録!
留年する=内定取り消しとなるのか
結論、留年した場合、一般的に内定取り消しとされる場合が多いと考えてよいでしょう。
なぜなら、企業は内定を出す際、学業の順調な進行や卒業予定日を前提に採用手続きを進めることが多く、留年している学生を一年間待つことは少ないからです。
ただし、留年したからといって入社できる可能性がゼロではありません。
9月卒業まで待ってもらえる場合や、来年の内定にしてもらえる可能性もあるため、留年しても諦めず、企業に交渉することも重要です。
【留年しそうな場合】起こすべき行動2つ

ここでは、留年しそうな場合に起こすべき行動を紹介します。
- 教授・先輩・家族に相談する
- 学生相談窓口へ行く
①教授・先輩・家族へ相談
留年しそうな場合、教授・先輩・家族への相談してみましょう。なぜなら、彼らは経験豊富であり、適切なアドバイスをもらえる可能性が高いからです。
最初に家族や先輩に相談することで、助言や精神的な安定に繋がります。次に、教授に相談し、留年を回避するための具体的な対策やサポートを求めましょう。
臆せずに相談すれば、適切な行動を取るヒントが見つかるかもしれません。留年を防ぐために、他の人からの知識や支援を受け入れ、計画的かつ効果的な行動をとりましょう。
②学生相談窓口へ行く
留年の可能性がある場合、学生相談窓口へ行くこともおすすめです。理由は、専門家の助言を受けることができ、留年を防ぐための具体的な対策やアドバイスを得られるからです。
カウンセラーとの対話を通じて、学業や個人的な問題を打開する方法を見つけることができ、また、自身のプライバシーが守られた環境で相談できるため、安心して本音を話すことができます。
留年はストレスや不安を引き起こす重要な問題ですが、学生相談窓口はその解決に向けた第一歩として頼りになる場所です。
【留年が決まった場合】行うべき対応2つ

次に、留年が決まった場合に行うべき対応を紹介します。
- 学校に確認・交渉する
- 内定先へ連絡する
①学校に確認・交渉する
留年が決まった場合、学校に確認、交渉することが重要です。なぜなら、留年が学校側の手違いである場合や、交渉によって留年を免れる可能性もあるからです。
具体的には、本当に留年は確定なのか確認し、資格にとる単位取得など救済措置はないのかを確認・交渉しましょう。
確認や交渉をする際は、焦らずにコミュニケーションをとることが重要です。
②内定先へ連絡する
留年が決まった場合、学校だけでなく、内定先の企業にも連絡しましょう。なぜなら、留年したことで内定取り消しになる場合、企業としても早めに対応したいと考えるからです。
また、留年した場合でも入社が可能である場合もあります。
内定先に連絡する際は、丁寧に謝罪した上で、入社の機会をもらえるか願い出てみましょう。なお、誠実さや熱意を持って連絡することを忘れてはいけません。
留年したことを内定先へ伝える例文
ここで、留年したことを内定先へ伝える例文を紹介します。あなたの状況に合わせて書き換えつつ活用してみてください。
株式会社〇〇 採用担当者様 お世話になっております。私、〇〇大学の〇〇(あなたの氏名)と申します。この度は、内定をいただき、誠に光栄に思っております。 しかしながら大学の留年が決まってしまい、今年度での卒業が不可能となりました。 つきましては、来年度の入社が可能かどうか、伺いたく存じます。私自身、可能であれば貴社に入社し、一生懸命に貢献したいと願っております。 お忙しい中、お読みいただき誠にありがとうございます。お手数をおかけしますが、お返事いただけると幸いです。 〇〇大学 〇〇(あなたの氏名) |
留年を伝える場合、まず大学名と名前を述べましょう。その上で、留年して今年度の卒業が難しくなったことを伝えます。
その後、来年度以降の入社が可能であるかを質問し、読んでもらったことへの感謝を伝えましょう。
【留年して内定取り消しの場合】卒業までに取り組むこと

最後に、留年によって内定が取り消された場合に卒業までに取り組むことを紹介します。
- 勉学に励み必要単位を取得する
- もう1度就活を頑張る
- 空いた時間で勉強をし資格を取得する
①勉学に励み必要単位を取得する
留年によって内定が取り消された場合、勉学に励み、必要単位を取得することが大切です。内定が取り消されたという事実は自己評価を厳しく受け止め、怠けずに取り組むべき理由となります。
内定を取り戻すためには、卒業資格を得るために必要な単位を確実に取得し、学業に真剣に取り組むことが欠かせません。
一度内定を逃した身であることを忘れず、怠けずに勉学に励むことが、再び就職機会を得るための第一歩です。
②もう1度就活を頑張る
留年によって内定が取り消された場合、再び就活に取り組むことが大切です。
一度得た内定を逃してしまうと、モチベーションややる気が低下するでしょう。ただ、就活は人生において内定は重要なステップであるため、立ち直って就活を再開することは必須です。
内定を得るプロセスには挫折や困難もありますが、それがあなたの強さを育む機会でもあります。もし留年しても、新卒として採用されることができるチャンスがあるため、諦めずに取り組みましょう。
③空いた時間で勉強をし資格を取得する
もし、わずかな単位を取りこぼしたことで留年してしまった場合、空いた時間に資格取得の勉強をしてみましょう。
もちろん、卒業単位の取得が最優先ですが、同時に就活で役立つ資格を持っておくことは将来のキャリアにもプラスになります。
たとえば、業界で認められた資格やスキルを身につけることで、競争力を高め、内定を勝ち取りやすくなります。留年をスキルアップや資格取得のチャンスと捉えると、時間を有効活用できますよ。
留年で内定取り消しされないように計画的に単位取得しよう
本記事では、留年すると内定取り消しとなるのかについて解説しました。
紹介した通り留年した場合、基本的に内定は取り消されると考えましょう。ただ、可能性は低いものの、内定が取り消されないケースもあります。
本当に留年なのかを学校に問い合わせたり、留年した場合でも入社が可能か企業に問い合わせるなど、可能性を模索してみることも大事です。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。