就職活動の面接では「最近気になるニュースはありますか?」と聞かれることも少なくありません。
しかしどのように答えればいいの?そもそもニュースってどうやって情報収集するの?と悩みますよね。
そこで本記事では「最近気になるニュースはありますか?」と聞かれた時の回答例を紹介します。回答する際のコツや情報収集方法も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
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面接で「最近気になるニュース」を聞かれる理由3つ
まず、面接で「最近気になるニュース」を聞かれる理由を紹介します。
- 情報への感度を把握するため
- どこに興味を持っているのか知るため
- 社会問題に対する意識を知るため
①情報への感度を把握するため
「最近気になるニュース」を聞かれる理由は、面接官が学生の情報への感度や関心を把握したいからです。
現代のビジネス環境は常に変化し、企業は情報に敏感な従業員を求めています。最新のニュースに関心を持つことは、業界トレンドや市場動向を把握し、戦略的な意思決定に貢献する能力を示す一環です。
また、ニュースへの感度はコミュニケーション能力やトピカルな議論力にも関連しており、面接官が学生の総合的なスキルを評価するための重要な要素となります。
②どこに興味を持っているのか知るため
「最近気になるニュース」を尋ねられる理由は、学生の知識幅や関心事を知り、その人が社会的な出来事にどれだけ敏感かを評価するためです。
面接官は、情報収集能力やコミュニケーションスキルを窺い、候補者の関心領域を把握しようとします。
したがって、この質問には十分な用意が必要で、最新の出来事について自信をもって話すことで、自分の知識や興味をアピールしましょう。これは個人の特性やキャラクターを示す機会でもあります。
③社会問題に対する意識を知るため
面接で「最近気になるニュース」を聞かれる理由は、学生の社会問題に対する意識を知るためです。
現代のビジネス環境では、企業は社会的責任を果たし、持続可能なプラクティスを採用することが求められています。
学生が最新の社会問題に関心を寄せ、その影響を理解しているかどうかは、企業文化や価値観に適合するかどうかの指標となります。
気になるニュースの収集源

次に、気になるニュースの収集源について解説します。
- 新聞・雑誌
- テレビ
- ネットニュース
①新聞・雑誌
新聞や雑誌は情報収集の際、信頼性と多角的な情報提供が大きなメリットです。編集による厳密な検証が行われ、幅広いトピックを網羅的にカバーしています。
しかし、情報が遅れる可能性や、購読費用の負担、持ち運びの不便さがデメリットとして考えられます。
メリットを活かしつつ、最新の情報を得るために、オンラインソースとの組み合わせや購読プランの選択が重要です。
②テレビ
テレビは情報収集の重要な源として一定のメリットがあります。アナウンサーやコメンテーターの解説がわかりやすく、視覚的な要素を取り入れた報道が可能です。
生の映像やインタビューは事件やニュースの臨場感を伝え、大規模な出来事を瞬時に把握できる点も魅力です。
情報の選択肢が限定的で、特定の意見や立場が強調されることがあるため、偏った情報を受け取るリスクがあります。そのため、適切な情報ソースの選定とバランスが大切です。
③ネットニュース
ネットニュースは情報収集において便利な手段です。その最大のメリットは、最新の情報を簡単かつ迅速に入手できることです。
しかし、ネット上には多種多様な情報があり、信頼性の低い情報も散見されます。そのため、情報の取捨選択が必要です。
信頼性の高い情報源を選び、情報の正確性を確認することが不可欠です。また、情報過多になりがちで、焦点を定めるのが難しいこともあるため注意しましょう。
気になるニュースを選ぶ基準4つ

次に、気になるニュースを選ぶ基準を紹介します。
- 一年以内のホットなニュースか
- 情報源は正しいか
- 企業・業界に関係あるニュースか
- 自分の意見があるか
①一年以内のホットなニュースか
気になるニュースを選ぶ基準としては、一年以内のホットなニュースがおすすめです。
なぜなら、一年以内の出来事は現在の社会や状況に影響を与えている可能性が高く、読者や視聴者にとって関心のあるトピックだからです。
また、一年以内のニュースは議論や変化が継続しており、その後の展開も追跡できるため、読者が情報をより深く理解できます。
したがって、ホットなニュースを選ぶことは、読者に価値を提供し、面接官の興味を引きつけるための効果的な戦略です。
②情報源は正しいか
気になるニュースを選ぶ際、最も重要な基準の一つは情報源の信頼性です。なぜなら、信頼性のある情報源から得た情報は正確で、信じることができるからです。
なお、個人的な発信(ツイッターやブログなど)についても注意が必要です。一次情報がどこから来ているかを確認することが重要です。
情報の出所や信頼性を検証し、複数の信頼性のある情報源からの情報を比較検討することで、バイアスや誤った情報に惑わされず、信頼性の高い情報にアクセスできます。
③企業・業界に関係あるニュースか
面接を受ける企業や業界に関連したニュースを選ぶのは、自分がその環境に適していることを示す重要な方法です。
関連ニュースをフォローすることで、自分の興味と専門知識を証明し、面接官に自信を持ってアピールできます。
また、業界の最新動向を理解することは、将来の展望や課題について的確に語る手助けとなり、企業への貢献度をアピールできます。
④自分の意見があるか
気になるニュースを選ぶ際、自分の意見を持つことが重要です。これは、情報を受け取るだけでなく、それを理解し、議論するための基盤を提供します。
自分の意見があると、ニュースをより深く理解し、他の人と意見交換する際に有益な対話ができます。
また、自分の価値観や信念と関連するニュースに焦点を当てることで、興味深いトピックに集中し、情報を継続的に追求する動機づけにも繋がります。
気になるニュースに自分の意見を持つ方法

気になるニュースを伝える際には、ニュースの内容だけでなく、あなたの意見を述べることも重要です。そこで、気になるニュースに自分の意見を持つ方法を紹介します。
- 事実を確認する
- 意見を素直に書き出してみる
- 今後の動向を確認する
- ニュースに関して身近な人と話す
①事実を確認する
一つ目は、事実を確認するです。なぜなら、先入観や自分の既存知識に基づいてニュースを解釈すると、見方が偏ってしまう可能性があるからです。
まず、信頼性のある情報源を利用し、主張や情報が裏付けられているかどうかを確かめるべきです。複数の情報源を参照し、一つの視点だけに依存しないことも大切です。
事実確認を怠らず、客観的な視点からニュースを分析することで、バイアスや誤解を避け、より根拠のある意見を形成できます。
②意見を素直に書き出してみる
二つ目は、意見を素直に書き出してみることです。なぜなら、意見を書き出すことで自分の考えが整理され、明確になるからです。
さらに、素直に書き出すことで、感情や思考がストレートに表現され、自分自身をよりよく理解できます。
これにより、議論やディスカッションに参加する際に、自信を持って主張できるようになります。自分の意見を発信し、他の人の意見と交流することが、より深い理解と洞察を得る鍵です。
③今後の動向を確認する
三つ目は、今後の動向を確認することです。
なぜなら、初期の報道は情報不足や一面的な視点が含まれていることが多く、完全な理解を得るためには時間が必要だからです。
多角的な情報収集を通じて、トピックに関する専門知識を深め、自分の意見を根拠にすることができます。そのため、情報を継続的にフォローアップし、情報を追いかけることは良い意見形成のステップです。
④ニュースに関して身近な人と話す
四つ目は、ニュースに関して身近な人と話すことです。なぜなら、身近な人々との対話を通じて、ニュースの情報をより深く理解し、感情的な反応だけでなく客観的な分析を行えるからです。
異なるバックグラウンドや経験を持つ人々からの意見を受け入れ、議論することで、自分の立場を再評価し、新たな視点を取り入れることができます。
これによって、よりバランスの取れた意見形成が可能になり、偏った見解にとらわれることを避けられます。
面接で「気になるニュース」を聞かれた時の回答例6つ

次に、面接で「気になるニュース」を聞かれた時の回答例を紹介します。
- 国内のニュース①
- 国内のニュース②
- 海外のニュース①
- 海外のニュース②
- 業界関連のニュース
- 今ホットなニュース
例文①国内のニュース
私は、先日発生した〇〇地震について関心があります。興味を持った理由は、災害の影響が広がる中で、我々の社会やビジネスにおいて、災害対策と復興の重要性が高まっていると感じたからです。 このニュースに対して、私は、災害時にリーダーシップが発揮され、地域社会が協力して対処する姿勢に感銘を受けます。 組織やビジネスでも学び、危機管理計画を強化する必要があると考えました。また、コミュニティの結束が、災害に対抗するための貴重なリソースであることも認識しています。 |
この例文では、国内の災害に関するニュースを取り上げています。災害を通して感じたことや、自分の意見を述べていることがポイントです。
例文②国内のニュース
最近の気になるニュースは、国内の物価高です。このニュースに興味を持ったのは、私たちの生活に直接影響を与える重要な要素だからです。 物価上昇は、消費者にとって経済的な負担を増やす可能性があり、それが家計に与える影響について深く考える必要があると感じました。 この問題に関して私は、政府と産業界が協力してインフレーションの抑制に取り組むべきだというものです。 また、個人としても賢い買い物や節約策を模索することが大切です。このニュースは私たちの日常生活と経済に密接に関わる重要な問題であり、その対策や影響について考えることは非常に重要だと思います。 |
この例文では、国内の物価高に関するニュースを取り上げています。物価上昇が与える影響を伝えた上で、個人としてできることは何かを伝えています。
例文③海外のニュース
最近気になるニュースは、〇〇地域の紛争に関するものです。このニュースに興味を持ったのは、国際的な平和と安定に関心があるからです。 〇〇は歴史的な紛争が絶えず、その影響は世界に波及しています。私は国際協力と対話の重要性を強く信じており、この問題に対する解決策の一環として、国際コミュニティの努力が不可欠だと思います。 この問題に対して、持続可能な和解のために外交努力を継続し、対話と協力のプラットフォームを強化する必要があると考えています。 また、地域の安定が国際的な平和にも関わると信じ、その実現に向けて積極的な支援が必要です。 |
この例文では、海外の紛争に関するニュースを取り上げています。紛争に対してどのような解決策があるかを述べている点がポイントです。
例文④海外のニュース
最近気になるニュースは、海外でのLGBTQに関する動向です。友人がLGBTQであることから、このトピックに強い興味を抱きました。 ニュースによると、いくつかの国で同性婚合法化や差別撤廃の動きがある一方で、未だに課題が残る国もあるそうです。 私は人権と平等の尊重が不可欠であると考えており、この問題についての国際的な対話と支援が重要だと考えています。 LGBTQコミュニティの権利を支持し、多様性を尊重する社会の実現に向けて、私も積極的に関わりたいと考えています。 |
この例文では、海外のLGBTQに関するニュースを取り上げています。友人がLGBTQであることを挙げた上で、国際的に何が必要か、自分に何ができるかを述べていることがポイントです。
例文⑤業界関連のニュース
最近気になるニュースは、デジタル通貨の普及に関するものです。 このニュースに私が興味を持った理由は、金融業界が急速に変化し、新たなテクノロジーが取引と資産管理に影響を与えているからです。 個人的に、デジタル通貨は将来的に金融業界に大きな影響を及ぼすと信じています。これにより、決済の効率が向上し、金融取引がよりアクセス可能になり、国際的な取引が簡素化されるでしょう。 ただし、規制やセキュリティの問題も考慮すべきです。デジタル通貨の進化に注目し、その影響を適切に理解し、取引や投資の方針を調整する必要があると考えています。 |
この例文では、業界関連のニュースとして、デジタル通貨の普及を取り上げています。金融業界やIT業界を目指す場合は、このトピックはおすすめです。
このように、面接を受ける業界のニュースを取り上げることは有効であるため、積極的に調べてみましょう。
例文⑥今ホットなニュース
最近気になるニュースは、AIの活用についてのものです。この分野に興味を持つ理由は、AIが私たちの日常生活やビジネスに与える影響がますます大きくなっているからです。 AIはデータ解析や予測において優れた成果を上げ、業界全体に革命をもたらしています。特に、AIの倫理的な側面やプライバシーへの影響について深く考える必要があると感じています。 このニュースに関しては、AIの進歩が私たちの社会に及ぼす潜在的な影響について情報を収集し、議論に参加することが大切だと思います。 AI技術を進化させつつも、倫理的な観点から検討し、最良の方法で活用していくべきだと考えます。 |
この例文では、今ホットなニュースとして、AIの活用を取り上げています。ホットなニュースを取り上げることで、情報感度の高さをアピールできるためおすすめです。
また、ホットなニュースを取り上げる際には、面接を受ける業界のニュースであればさらに良いでしょう。
面接で「気になるニュース」を聞かれた時のNG回答例2つ

最後に、面接で「気になるニュース」を聞かれた時のNG回答例を紹介します。なぜNGなのかと合わせて参考にしてみてください。
- 芸能人ゴシップ
- 個人的なニュース
NG例文①芸能人ゴシップ
最近の気になるニュースは、〇〇さんと〇〇さんの不倫騒動です。私は芸能界に興味があるため、このニュースには驚きました。 マスコミで大々的に取り上げることは彼らのプライバシー侵害となるため問題でだと考えますが、不倫は社会的に許容できないと考えています。 |
芸能人ゴシップは、面接で避けるべきです。なぜなら、芸能人の不倫についてのゴシップは仕事に関係のないトピックであり、面接官が求める情報やスキルに関連性がないからです。
また、個人のプライバシー侵害やネガティブなトピックに焦点を当てることは好ましくありません。
NG例文②個人的なニュース
私の最近のニュースは、ペットを飼い始めたことです。なぜ飼い始めたかと言うと、友達がペットを飼っており、可愛いと聞いたからです。 実際にペットを飼うことで、その大変さを知りました。毎日のお世話やトレーニングが大変で、思ったよりもコストもかかります。 ですが、楽しいこともたくさんあるため、飼って良かったと思っています。 |
個人的なニュースを答えることも避けるべきです。なぜなら、面接官はあなたの身の回りのことやプライベートではなく、ニュースに関する興味や意見を知りたいからです。
面接では、仕事に関連するトピックを取り上げましょう。
面接で「気になるニュース」を聞かれたら自分の意見を述べよう
本記事では、面接で「気になるニュース」を聞かれた際の回答例とポイントを紹介しました。
気になるニュースへの回答は、あなたの関心や価値観、意見を伝えるチャンスです。そのため、あらかじめ情報収集をした上で答えることで好印象につながります。
まずは新聞やネットニュースなどで気になるニュースを探し、あなたの意見や企業との関連性をもとに回答を考えてみましょう!
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。