就職活動の面接後、面接官に「前向きに検討します」と言われることがあると思います。しかし、この言葉に対して喜んでいいのか、採用される可能性はどうなのか、悩みますよね。
そこで本記事では、面接官に「前向きに検討します」と言われた時の考え方について解説します。
合否への関連や、「前向きに検討する」と言われたが結果が来ない時の対処法も紹介しているのでぜひ最後まで読んでみてくださいね!
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面接官に「前向きに検討する」と言われたら喜んでいい?

結論、面接官に「前向きに検討する」と言われても一喜一憂しない方がよいでしょう。なぜなら、面接結果はその場で決まるわけではないからです。
「前向きに検討します」と言っても、その意味合いはさまざまです。特に意味はなく全員に言っている場合も、通過者にだけ伝える場合もあるでしょう。
このように「前向きに検討する」という言葉だけで合否を判断するのはほぼ不可能です。そのため、あまりこの言葉にとらわれず、次の面接対策に力を入れることが得策と言えます。
面接官の「前向きに検討する」の本当の意味3つ

とはいえ、面接官の「前向きに検討する」の意味について気になる人も多いでしょう。そこで、面接官の「前向きに検討する」がどのような意味を持つのかを3つ紹介します。
- 面接官の一存で採用は決まらない
- 他の応募者と比べる必要がある
- 不合格を直接伝えるのを避けている
①面接官の一存で採用は決まらない
1つ目に、面接官の一存で採用を決められないことが考えられます。面接の結果がその場で決まることは少なく、一般的には採用担当者で話し合い、合否を決定します。
そのため、面接中には「前向きに検討する」と伝えているのです。
特に最終面接になると、合否の決定に対してより慎重になることが多い上に、役員も関わることがほとんどです。そのため、合否の判断に時間がかかる傾向にあります。
その際にも「前向きに検討する」と伝えることが多いのです。
②他の応募者と比べる必要がある
2つ目に、他の応募者と比べる必要があることが考えられます。採用活動では、多くの学生が競争し、最適な候補者を選定するためには比較が不可欠です。
面接官は学生のスキル・経験・志向・企業に対する適合度などを他の学生と照らし合わせて判断します。
そのため、「前向きに検討する」と伝えることで、あなたの応募を真剣に検討し、最良の人選を行う姿勢を示していると考えられます。
③不合格を直接伝えるのを避けている
3つ目に、不合格を直接伝えるのを避けていることが考えられます。この表現は、学生に対してできるだけ失望感を和らげ、選考プロセス全体をよりポジティブなものに保つために使用されます。
言葉の裏には、選考の結果に関してはっきりとした結論が出ていない、または他の候補者と比較して検討が必要だといった意味が含まれています。
学生は、このフィードバックを受けて自身の強化ポイントを見つけ、今後の機会に向けて努力すると良いでしょう。
「前向きに検討する」の類義語2つ

次に、「前向きに検討する」の類義語を紹介します。以下の類義語を言われた時は同じ意味である可能性がありますよ。
- 「総合的に判断する」
- 「追ってご連絡いたします」
それでは1つずつ見ていきましょう。
①「総合的に判断する」
「前向きに検討する」の類義語としては、「総合的に判断する」が挙げられます。これは、判断がまだ確定していない状況で、選択肢や情報をじっくりと見極め、検討する意向を示す表現です。
総合的にとは具体的に、上層部の意見や他の学生との比較などが挙げられます。
このフレーズは、複数の要因や視点を組み合わせて最終的な結論を導く際に用いられ、決断がまだ確定していないときにも頻繁に利用されます。
②「追ってご連絡いたします」
「追ってご連絡いたします」も「前向きに検討する」の類義語のひとつです。ただし、このフレーズは「前向きに検討する」や「総合的に判断する」よりも不合格である可能性が高い時の表現といえます。
この表現を使うことで、表現は、応募者に対して敬意を払いつつ、決定がまだ確定していない状況を伝えるために利用されます。
採用プロセスが進行中であることを示し、不合格通知を直接伝えるのを避けている可能性が高いでしょう。
「前向きに検討する」と言われたが、結果が来ない時の対処法

最後に、「前向きに検討する」と言われたが、結果が来ない時の対処法を紹介します。
- 考えるのをやめる
- 油断せず次の選考準備をする
- 面接の振り返りをする
①考えるのをやめる
結果が来ないときは、考えるのをやめ、他のことに注意を向けることが重要です。なぜなら、考えたところで面接の合否は変わらないからです。
代わりに、過去の面接の反省を行い、次の面接に向けてスキルやアプローチを改善しましょう。自己成長に焦点を当て、次のチャンスでより良い結果を収めるために努力することが大切です。
結果待ちの間に他の可能性も検討し、前向きに進んでいきましょう。
②油断せず次の選考準備をする
「前向きに検討する」と言われたが結果が来ない時は、油断せず次の選考準備をすることが大切です。
「前向きに検討する」という言葉は、合格を確信するという意味ではなく、次の選考段階へ進むチャンスがあることを示唆しています。
選考結果が届くまでの期間を有効活用し、履歴書や職務経歴書の見直しや模擬面接の実施など、次の面接対策に努力を傾けることが、内定獲得へつながりますよ。
③面接の振り返りをする
「前向きに検討する」と言われたが、結果が来ない時には、面接の振り返りをすることも大切です。なぜなら「前向きに検討する」が不合格であることを示唆していた可能性があるからです。
面接の内容を振り返ることで、なぜ「前向きに検討する」と言われたのかを考える機会となり、次回以降の面接に活かせます。
「前向きに検討する」と言われても考えすぎず、次のステップに向けて準備することが重要です。
面接で「前向きに検討する」と言われても一喜一憂しない!
本記事では、面接官に「前向きに検討します」と言われた時の考え方について解説しました。
紹介した通り「前向きに検討する」に込められた意味は企業や面接官によってさまざまです。そのため、深く考えてもそれほど意味はありません。
「前向きに検討する」と面接で言われても一喜一憂せず、次の面接の準備に時間をかけることが得策と言えるでしょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。