履歴書の「得意な学科」に何を書けば良いのかわからない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は履歴書において「得意な学科」を書く際のポイントや例文を詳しく紹介していきます。
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履歴書で「得意な学科」を書かせる2つの理由
企業が履歴書において「得意な学科」を聞いてくる理由は大きく分けて2つあります。
それぞれをしっかり把握し、可能な限り企業が求めている回答を書けるようにしましょう。
- 学問に真面目に取り組んでいたか知りたい
- 得意分野や志向を知りたい
①学問に真面目に取り組んでいたか知りたい
企業は「得意な学科」という質問を通して、学問に真面目に取り組んでいたかを知りたがっています。
勉強に熱心に取り組める人材は、学習意欲も高く、向上心が高いのでスキルアップを続ける人材である可能性が高いです。
就職が決まったら、そこで成長を止める人材を企業は求めていません。日々の業務を通してさまざまなことを学び、スキルアップしていく人材を企業は求めているのです。
②得意分野や志向を知りたい
得意な学科・科目を聞くことで、企業は得意分野や志向を知りたいと考えています。
企業にはさまざまな職種があり、可能な限りそれぞれに適材適所に配備したいと考えているので、何が得意かを確認しているのです。
志向についても知ることで、どのような業務が好きかを確認しています。好きな業務の方がモチベーションを高く保てるので、志向を知り、最も適している仕事を検討するのです。
何を書くべき?履歴書に書く「得意な学科」

では、履歴書に書く「得意な学科」には何を書けば良いのでしょうか。
下記に3つのポイントを紹介するので、それぞれ確認し、印象の良い書き方をしましょう。
- 高校ではなく大学で学んだ学科を書く
- レポートや研究発表で注力した学科
- 得意な学科がない場合は語学でもOK
①高校ではなく大学で学んだ学科を書く
「得意な学科」には高校ではなく、大学で学んだ学科について書くようにしましょう。大学での学びの方が直近での学びですし、より専門的に学んでいるので、スキルに直結するものが多いです。
また、大学に4年間通っているにもかかわらず、わざわざ高校の話をするということは、「大学生活で学ぶものが無かったのだろうか?」と思われてしまう可能性もあるでしょう。
高校で独自の学びをした方は書いても良いですが、大学で何も学んでいないかのような書き方をしてしまうとマイナスイメージになるので、高校の学びは添える程度がおすすめです。
②レポートや研究発表で注力した学科
レポートやゼミの研究発表で注力した学科があれば、ぜひ書くようにしましょう。書けることが多い上に、話が膨らみやすいです。
特に、学部から連想しやすい学科ならば話の展開もしやすいでしょう。例えば心理学部ならば統計と実験を用いて数値を算出したことなどを話すのもおすすめです。
理想は、面接の際に採用担当の方が興味を持ち、話題を振ってくれるような学科なので、研究したものが複数ある場合、多くの人が興味を持ちそうなものを選びましょう。
③得意な学科がない場合は語学でもOK
とはいえ、「そもそもあまり得意と言える学科が無いので、書くことが無く、困っている」という人も居るでしょう。
そういった場合は語学について書くのも選択肢の1つです。英語をはじめとした語学が得意な方は、多くの企業から必要とされますし、どのような経緯で学んだのか、話も広げやすいでしょう。
TOEICや英検など、点数や級について具体的なものを保有している人は記載することで、より語学力をアピールできます。
履歴書の「得意な学科」の書き方のポイント3つ

履歴書において「得意な学科」を書く際のポイントは大きく分けて3つあります。
それぞれのポイントを抑え、採用担当の方に魅力を与えられる文章を書きましょう。
- 結論ファーストで書く
- どんな取り組みをしたのか具体的に書く
- 得たものと活かしたいことを書く
①結論ファーストで書く
まず第一に、結論ファーストで話を展開することは非常に重要です。
採用担当の方は、就活の時期になると大量の志望動機や自己PRなどの文章を読むことになり、文章を読むことに疲れてきます。常に100%の集中力を保つことは難しいでしょう。
そこで、先に結論を述べることで、採用担当の方も結論を念頭において文章を読めるようになります。数ある就活生の文章に埋もれないような、結論ファーストの文章を書きましょう。
②どんな取り組みをしたのか具体的に書く
どのような取り組みをしたのかについて具体的に書くのは、非常に重要なポイントです。
得意な学科が、得意な学科となり得るには何かしらの努力が必要ですし、もしかしたら、元は苦手な科目だった可能性もあります。
これは仕事にも通ずるものであり、どのように工夫して自分の得意なところを伸ばすか、苦手なものを克服するかのプロセスを確認しているのです。
③得たものと活かしたいことを書く
得意な学科の学習を通じて、どのようなものを得たのか、そして今後どのように活かしたいのかについて詳しく言及するのも非常に重要なポイントです。
勉強のゴールは「学ぶこと」ではありません。その学びを通してどのようなスキルを身に付け、仕事をはじめとした今後の人生にどのように活かしていくかが大切です。
企業は「得意な学科」についての質問を通して、あなたが自社で活躍できる人材であるかを確かめているので、学問を仕事にどのようにして活かすかを積極的に述べましょう。
【文理別】履歴書の「得意な学科」の例文

文理別に、履歴書の「得意な学科」の例文を紹介していきます。
文系・理系どちらの方でも参考にできるので、ぜひ確認してください。
- 【文系】「得意な学科」の例文
- 【理系】「得意な学科」の例文
①【文系】「得意な学科」の例文
私の大学生活において、特に得意として深く学び込んだ学科は「マクロ経済学」です。 経済の大きな流れや国際的な経済状況を理解し、今後のキャリアでその知識を活用したいという思いから専攻しました。 マクロ経済学の講義では国内総生産や失業率、インフレ率などの指標を用いて、経済の動きには特に力を入れています。 また、独自に経済データを収集し、経済のトレンドを分析するレポートを作成するプロジェクトにも取り組みました。 この取り組みを通じて、実際の経済状況を予測し、分析する力を身につけることができ、私の強みとなっています。 今後はこの知識を活かして、企業の経営戦略の策定や市場分析などに貢献する所存です。 |
まず結論を述べ、その後どのような学問を学んだのかを詳しく述べています。
また、どのような工夫をしたか、今後のキャリアにどのように活かしていくつもりかを述べることで、より自らのスキルをアピールしているのもポイントです。
②【理系】「得意な学科」の例文
大学での主専攻は理工学部であり、特にプログラミングの分野に興味を持ち、深く研鑚を積んできました。 初めてプログラミングに触れたのは1年生の頃で、その後さまざまな言語や技術を学ぶことを通して総合的なプログラミングスキルを身につけ、大きな自信となっています PythonとJavaを中心に、アルゴリズムやデータ構造の学習を進め、実際に小規模なアプリケーションを開発するプロジェクトにも参加した経験は特に印象的です。 3人チームでの半年間のプロジェクトで、スマートフォン向けのアプリを0から設計・実装しました。プロジェクトを通して、プログラミングスキルのみならず、チームでの開発の流れやコミュニケーションの重要性を痛感しています。 将来的にはこれらの経験を生かし、技術的な問題解決に貢献しつつ、新しいソフトウェアの開発に携わる所存です。 |
まずプログラミングに力を入れたことを強調し、結論を念頭において読めるように工夫しています。
また、プロジェクトを通して、プログラミング以外にどのようなことを学んだのかについても話しているのもポイントです。
履歴書の「得意な学科」は侮らずしっかり書こう
今回は履歴書の「得意な学科」を書く際のポイントや例文について詳しく解説してきました。
「得意な学科」を聞くことを通して、企業はあなたのさまざまな側面を知ろうしています。侮らず、力を入れてしっかりと書くことが重要です。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。