営業職は、得られるスキルの汎用性が高いため、キャリアプランの設定が非常に大切です。
管理職としてチームのマネジメントに回るのか、実績の高いプレイヤーを目指すのかなど選択肢は多くありますよ。
本記事では、営業職のキャリアプランやキャリアプランの決め方を紹介します。参考にしてくださいね。
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営業職はキャリアプランの設定が大切
営業職のキャリアプランは非常に選択肢が広くなります。
そのため、キャリアプランを考えて対策をしないと、面接などで聞かれた際に将来への考えが甘いと思われてしまう可能性も。
ずっと同じ会社で営業職のスキルを磨くのか、それとも独立する道を選ぶか、などたくさんの道があります。
自分が将来営業職として、何を学んでどのような人生を歩みたいのか一度しっかり考えるのがおすすめです。
営業職が描ける5つのキャリアプラン

では、営業職はどのようなキャリアプランの選択肢があるのでしょうか?自分はどうなりたいのかを考えるために、以下の5つを参考にしてくださいね。
- 管理職になる
- 営業マンとしてプロフェッショナルになる
- 企画・開発部門への転身
- 他業界へ転職する
- 起業する
①管理職になる
まず、営業職から管理職になるのが一般的なキャリアプランです。営業職は、主任から係長、そして課長、部長へと昇進していきます。
同じ会社で営業職として昇進していけば、管理職となりチームのマネジメントができますよ。
営業職として管理職まで昇進したいというキャリアプランは、企業にとって長く勤める意思がある人材として好印象。
管理職になってどのようなチームを作りたいのか、どんなことを達成したいのかまで考えておくのがおすすめです。
②営業マンとしてプロフェッショナルになる
営業マンとしてプロフェッショナルを目指す道もあります。
一見すると昇進が見えないキャリアプランですが、業績やそれに伴う収入などは頭1つ抜けた存在です。
一般的なキャリアプランとしては、昇進してチームのマネジメントをすることが挙げられます。それを選択せずに、プレイヤーとして営業スキルを磨きたい理由を明確にしておきましょう。
理想の営業マン像も明確にしておくのがおすすめです。
③企画・開発部門への転身
営業職のキャリアプランとして、企画・開発部門へ転身するのもよく挙げられます。
営業は、直接顧客の声を聞ける職業です。そのため、顧客との対話で気づいたニーズをもとに新しいサービスの企画・開発をしたい営業職の方は多くいます。
営業では、すでに存在する商品の営業を行いますが、企画では既存の商品では補えなかった顧客のニーズを自ら開発できます。
このキャリアプランの場合も、営業としてのキャリアを進まない理由を明確にしておきましょう。
④他業界へ転職する
他業界へ転職するというキャリアプランもあります。
営業職で得るスキルは、コミュニケーション・リサーチ・プレゼンスキルなど、どの業界に進んだとしても活用できる汎用性の高いもの。そのため、営業職はどの業界にも転職しやすくなります。
他業界への転職をキャリアプランとして考えている場合は、業界を選んだ理由・他の業界への転職理由を考えておきましょう。
⑤起業する
営業職のキャリアプランとして、起業をする選択肢もあります。
起業と言っても2種類あり、提携企業・社内で新たな事業を立ち上げるパターンと、組織を離れ別の企業を立ち上げるパターンがあります。
どのパターンで起業をしたいのか、また起業をして達成したいプランは考えておくのがおすすめです。
達成目標からなりたい人物像まで考えられていないと、将来のビジョンを考えられていないと判断されるので注意してください。
営業職の面接でキャリアプランを答える時の注意点3つ

営業職の面接では、キャリアプランを聞かれることも。企業は、応募者が企業とマッチしているか、長く働いてくれそうかなどを見ていますよ。
以下3つ注意点をまとめたので、参考にしてくださいね。
- 企業内でキャリアを積むことを前提に答える
- 段階的に答えられるようにする
- 企業の営業方針に合った回答にする
①企業内でキャリアを積むことを前提に答える
企業から離れる目標を面接で答えると、マイナス評価につながります。企業は、新しい人物を採用して教育コストを多くかけて育成するためです。
そのため、キャリアやスキルを積み、企業から離れることを答えてしまうと、教育コストをかけた結果企業には貢献されないので、教育する必要がないと判断されてマイナス評価となってしまいますよ。
②段階的に答えられるようにする
キャリアプランは、おおまかに聞かれることもありますが、3年後・10年後と段階的に聞かれることもあります。
その際は、大きな目標を一つ定めて、達成すべき目標を段階的に決めておきましょう。
3年後のキャリアプランを聞かれた際にも、大きな目標と一緒に話すと一貫性があります。将来のことをちゃんと考えていると思われ、面接官からも好印象です。
段階的なキャリアプランは、考えていないと瞬時に答えにくいため対策をしておきましょう。
③企業の営業方針に合った回答にする
キャリアプランは、企業の営業方針に合っているかも重要です。
具体的には、企業が力を入れているのは新規開拓かルート営業か、あるいは主軸が個人営業と法人営業、どちらにあるのかなどを考慮しましょう。
営業職として身につけたいスキルや経験が積めない場合、企業としても他の企業で働いた方が就活生のためになると判断してしまいます。
就活生がやりたいことと企業がやっていることがマッチしていた方が、お互いのためだからです。
【面接で好印象】営業職のキャリアプラン回答例文4つ

では、実際に営業職の面接でキャリアプランを聞かれた際の回答を紹介します。
回答の順序は、なぜそのキャリアプランなのか→達成のために具体的にどうするのか→目標達成後どうなりたいのかという構成にしましょう。
- 管理職として人材を育成する
- 営業マンとしてプロフェッショナルになる
- 開発部門に転身する
- 社内で新たな事業を立ち上げる
①管理職として人材を育成する
私の営業職としてのキャリアプランは、管理職として人材を育成するのが大きな目標です。 私は、大学時代に経験した長期インターンで育成チームのリーダーをしておりました。育成チームでは、入社3ヶ月以内の新人メンバーに業務を教えること・新人チームで達成する目標の設定とフォローアップを行っておりました。 育成チームで活動する中、人が成長する過程を見ることや自分が育てた人材が活躍していく姿を見ることに大きなやりがいを感じました。そのため、私は営業職としてキャリアを積み、昇進を重ねゆくゆくは人材育成に携わりたいと考えております。 人材育成に携わった際には、一人一人と向き合い、当事者意識と積極性を持ち合わせた人材を育成し、御社に貢献したいです。 |
キャリアプランの理由は以上のように実際の経験から書いていると、一貫性があります。
また、達成後の姿は企業に貢献したいという気持ちがあると長期的に勤める人材だと思われ、好印象です。
②営業マンとしてプロフェッショナルになる
私の営業職としてのキャリアプランは、営業マンとしてプロフェッショナルになることです。具体的には、御社の営業職として売上トップを目標としています。 私は、御社の持つサービスに大変魅力を感じており、一人でも多くの人が魅力を知ってほしいと考えております。そのため、営業に力を入れたい所存です。 営業トップという成績は困難であると重々把握しておりますが、御社の挑戦を受け入れる環境や失敗して学んでいく環境だからこそ、達成できる目標だと感じております。 営業マンとしてプロフェッショナルになった後は、プレイヤーとして働きつつ、業務の上で大切にしていることを他のメンバーにも広げて、営業の強い御社へと導いていきたいと考えております。 |
キャリアプランでは、御社ではないと達成できないと志望度をアピールすることもできます。
また、達成後のビジョンも明確にするとどのように入社して活躍するのか面接官もイメージしやすいです。
③開発部門に転身する
私は、営業職としてキャリアを積んだ後、御社の開発部門へと転身したいと考えていおります。 営業職では、お客様と対話ができるため現状気づいていないニーズが発見できると考えております。そのため、営業職としてお客様のニーズが発見できた後は開発部門として、ニーズが満たされるような新たなサービスや商品の開発をしていきたいです。 御社は、業界のリーディングカンパニーで技術やデータの量が豊富にあります。それらを使えば、技術に富んだ社会でも満たせていないニーズに対してサービスを開発できると考えております。 このように人々のニーズを満たし、私の人生の目標でもある一人でも多くの人を幸せにしていきたいです。 |
営業職としてキャリアを進めるのが一般的なので、開発部門として歩みたい際はその理由を丁寧に説明できるようにしましょう。
自分が「開発部門としてどのようなことを達成したいのか」まで説明できるようにするのがおすすめです。
④社内で新たな事業を立ち上げる
私は、営業職としてキャリアを積んだ後、御社内で新たな事業を立ち上げたいと考えております。 営業職では、お客様と対話ができるため現状気づいていないニーズが発見できると考えております。そのため、営業職としてお客様のニーズが発見できた後は新たな事業を立ち上げ、そのニーズを満たしていきたいです。 新たな事業を立ち上げる上では、プレゼン力やリサーチ力も必須です。これらのスキルを営業職として磨きつつ、新たな事業の創出を考えて参りたいと思います。 お客様のニーズを満たすような事業を進め、営業職で培ったスキルを通して、私の人生の目標である一人でも多くの人を幸せにしていきたいです。 |
こちらも営業職を続けるのではなく、どうして事業を立ち上げたいのかの理由を明確にしてください。
また、エントリーする企業は、事業の立ち上げに肯定的なのかそれとも事業を選択して集中的に伸ばす企業なのかを見極めましょう。
後者の場合、事業立ち上げが困難なため、企業とマッチしていないと判断されてしまいます。
営業職のキャリアプランの設定は3ステップ

キャリアプランといっても、将来のことは考えるのが難しいと感じる方は多いのでは?
そこで、自分のキャリアプランをどう決めていいのか分からない人向けに、営業職のキャリアプランの設定を3stepで紹介します。
- なりたい自分を想像する
- 具体的な目標を設定する
- 目標達成の手段を設定する
①なりたい自分を想像する
まずは、将来どんな自分になりたいかを想像しましょう。この時は、自分と向き合い、対話する自己分析が前提となります。
抽象的なものでもいいので、少しずつでもなりたい自分のイメージを出していきましょう。難しい場合は、選択肢を考えるのがおすすめです。
例えば、仕事に一本集中なのか・私生活と仕事を両立させたいのか、またチームをマネジメントしてみたいのか・プレイヤーとして業績を上げていきたいのかなどが挙げられます。
②具体的な目標を設定する
なりたい自分がなんとなくでも出てきたら、より具体的な目標に落としていきましょう。
例えば、「バリバリ活躍してお金を稼ぎたい」という抽象的なものを、社内で営業トップになるという具体の目標にグレードアップさせます。
なりたい自分は、営業職ならどのようになったら達成できるのかと考えてみてください。そうすれば、自ずと営業職として歩みたいキャリアプランが浮かび上がってくるはずです。
③目標達成の手段を設定する
具体的な大きな目標が設定できたら、それを達成するための手段を考えましょう。
大きな目標に対して、現状との差を確認し、何ができたら目標を達成できるのかリストアップしてください。
この時、やるべきことの順序も考えるのがおすすめです。そうすると、段階的に目標が立てられるので、3年後のキャリアプランなど段階的に聞かれた時でも答えやすくなります。
時期・行動内容を具体的に述べ、大きな目標を達成していくのか考えましょう。
営業職のキャリアプランは具体的に設定して就活に臨もう
営業職で積めるスキルや経験は、非常に汎用性が高いのでキャリアプランも様々です。
そのため、どのようなキャリアプランを歩みたいのか・そのためにはどの時期に何を達成したら良いのか必ず考えて説明できるようにしましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。