就活をしていく中で様々な事情があり、内定を辞退した企業に再応募したいと考える人も少なくありません。
ですが、いざ再応募しようとしても「どうやって応募すればいいの?」と悩んでしまう人もいるでしょう。
そこで、本記事では内定辞退後の応募方法や心構え、再応募のメールや電話の例文までくわしく解説します。
ぜひ、これからの就活の参考にしてみてくださいね!
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内定辞退した後に再応募できるかは企業による!
内定を断った後、もう一度エントリーできるかどうかは応募先の会社によります。
募集が出ていればエントリーできますが、すでに規定人数に達している場合は応募できません。また、再エントリーを対象に採用を制限している企業もあります。
募集が出ていても、一度辞退した人は対象から外す企業も珍しくないので、応募する前に条件をよく確認しておきましょう。
また、選考は一から受け直さなければなりません。一度断った会社に再び応募するので、他の就活生と比べて印象はあまり良くないと念頭に置いて、選考を受け直してください。
内定辞退から再応募する場合の心構え2つ

内定を断った後にもう一度エントリーするのであれば、他の就活生と違う心構えで、採用試験に挑まなければなりません。
ここでは、再応募に必要な2つの心構えを紹介します。
- 企業からの印象が良くないことを承知で受ける
- 1年程度時間をおいて受ける
①企業からの印象が良くないことを承知で受ける
内定を断った後にもう一度エントリーするのは、企業からあまり良い印象を持たれません。
内定を出すということは、企業側にとっても大きな決断です。内定を出した学生を採用するという前提で、企業側は入社のためにさまざまな手配をおこないます。
内定を断るのは、その手間暇を無駄にするもので企業側に少なからず損失が起こっているのです。
こうした事情を念頭に置いて、印象が良くないことを承知のうえでもう一度応募をしましょう。
②1年程度時間をおいて受ける
内定を断った後は、1年ほど時間を置いてもう一度エントリーをしましょう。
企業側は再応募に対して慎重になるので、エントリーできても最初の段階で不採用になってしまう可能性があるのです。
また、採用規則により、一定期間のエントリーができない企業もあります。こうした事態を防ぐため、もう一度チャレンジする場合は1年ほど時間を置いてからにしましょう。
ただし、企業によっては採用規則がなく、再応募も前向きに受け入れるところもあります。再エントリーする際は、企業の採用規則や募集条件などをしっかり調べておきましょう。
内定辞退後に応募する流れ

内定を断った後、どうやってエントリーをすればいいのでしょうか。
ここではステップごとにやるべきことを紹介しています。再エントリーを検討している人は参考にしてみてください。
- 企業の再応募に関する規定を確認する
- 企業の募集状況を確認する
- 内定を辞退した理由を整理してまとめる
- 応募書類を準備する
- 再応募の旨を企業に伝える
①企業の再応募に関する規定を確認する
まず、希望する企業が再エントリーを受け入れているかどうかを確認しましょう。
企業によっては、再エントリーは一切お断りという場合もあります。また、採用規則により、一定期間の再エントリーを受け入れていない企業もあるのです。
せっかくエントリーをしても企業側が受け入れていなければ、そのために準備した手間暇が無駄になってしまいます。再応募をする前に、企業側の規定をしっかり確認してください。
②企業の募集状況を確認する
もう一度応募をする前に、企業の募集状況をチェックしてください。
エントリーが可能な企業でも、タイミングによっては募集自体を締め切っている場合もあります。特に就活終盤になると、必要な数の人材を確保して、採用試験を終了している可能性が高いです。
また、採用を続行していても、以前と条件が異なるケースもあります。条件に当てはまらないとエントリー自体できません。
採用の可能性を上げるためにも、募集状況は詳しく確認しておきましょう。
③内定を辞退した理由を整理してまとめる
エントリーを決めたら、なぜ内定を断ったのか、相手を納得させるための理由を整理しておきましょう。
再エントリーは大半の場合、あまり良い印象にはなりません。マイナスからのスタートで採用をしてもらうためには、内定を断った相応の理由を提示して、採用担当者に納得してもらう必要があります。
ここでポイントとなるのが、感情的にならず論理的に説明することです。内定を断った理由とエントリーした理由を論理的に説明して、マイナスの印象をプラスに変えましょう。
④応募書類を準備する
内定辞退の理由を整理してまとめたら、応募のために必要な書類を準備しましょう。
内定をもらったときから時間が経過しているので、職歴や資格など、履歴書の内容が変わっている場合があります。現在の自分の最新情報を履歴書に反映させましょう。
以前使った履歴書は使わないでください。過去の内定辞退の印象が残っている場合、さらに悪い印象となってしまいます。
また、自己PRや志望動機は、再応募だということを踏まえた内容に変更してください。採用担当者に良い印象を持ってもらえる履歴書を作りましょう。
⑤再応募の旨を企業に伝える
履歴書や面接のときには、一度内定を断っていることを正直に話しましょう。
下手に隠していると、後で発覚したときに悪い印象を与えてしまいます。再エントリーから採用につなげるためには、嘘をつかず正直に対応するのが重要なポイントです。
また、「もう一度内定を出してもまた辞退されるのでは?」と思われないように、誠実さも心がけてください。
採用担当者の不安を払しょくして、一緒に働きたいと思ってもらえるよう、再エントリーである旨は正直に話しましょう。
再応募するときの連絡方法と例文

再応募するとき、企業側への連絡方法は複数あります。しかし、どういう内容で連絡すればいいかわからない人も多いでしょう。
ここでは、連絡方法や連絡タイミングのパターン別で、再応募の例文を紹介します。
- 再募集の連絡はメール・電話両方で行う
- 内定辞退後すぐに応募する場合【メール例文】
- 内定辞退後すぐに応募する場合【電話例文】
- 内定辞退の一定期間後に応募する場合【メール例文】
- 内定辞退の一定期間後に応募する場合【電話例文】
①再募集の連絡はメール・電話両方で行う
再エントリーの連絡をする際は、まずはメールで連絡をした後、電話をかけてもう1度エントリーする意思を伝えてください。電話とメールの両方で連絡しておくことで、企業側に誠意を伝えられるでしょう。
また、追って電話をかけることで、メールの見逃しで行き違いが起こるのを予防できます。
内定を断った後の連絡は気まずいですが、メールだけでは誠意が伝わりにくいです。電話で直接話して、熱意ややる気をアピールしましょう。
②内定辞退後すぐに応募する場合【メール例文】
株式会社〇〇 採用担当者様 先日は貴社の採用選考において、大変お世話になりました。○○大学××学科△△学部の□□(本名)と申します。 このたびは、内定辞退をさせていただきましたことを、深くお詫び申し上げます。 内定を頂いた際は○○(内定を辞退した理由)という事情がありましたが、その後(再応募の理由)となりました。 選考の際、貴社の理念や経営ビジョンに対して、大変魅力を感じていました。改めまして、貴社の成長に貢献したいと考えております。 再度、機会をいただければ幸いです。何卒ご検討をよろしくお願い申し上げます。 |
内定を断った後すぐに連絡する場合、なぜすぐにエントリーしたのか、相手に納得してもらえる理由付けが必要です。それにプラスして、その会社で働きたい熱意を伝えましょう。
③内定辞退後すぐに応募する場合【電話例文】
お世話になっております。先日、メールで再応募の意思を伝えさせていただきました、○○大学××学科△△学部の□□(本名)と申します。 突然のご連絡、大変申し訳ございません。少々お時間をいただいてもよろしいでしょうか? メールでお伝えした通り、先日は内定を辞退させていただきましたが、もう一度御社に入社する機会をいただきたく、誠に勝手ながらご連絡いたしました。 ご迷惑をおかけしますが、何卒ご検討をいただければ幸いです。 |
こちらの都合で相手の時間を使ってもらっているので、必ず相手に謝罪しましょう。場合によってはあまりいい対応をされないと念頭に置いてください。
また、メールの内容は漏れなくきちんと伝えましょう。
④内定辞退の一定期間後に応募する場合【メール例文】
株式会社〇〇 採用担当者様 突然の連絡、大変失礼いたします。以前、貴社の採用選考を受けさせていただきました、○○大学××学科△△学部の□□(本名)と申します。 その節は、内定辞退をさせていただきましたことを深くお詫び申し上げます。 内定を頂いた際は○○(内定を辞退した理由)という事情がありましたが、その後しばらくお時間をいただき、(再応募の理由)となりました。 選考の際、貴社の理念や経営ビジョンに対して、大変魅力を感じていました。改めまして、貴社の成長に貢献したいと考えております。 再度、機会をいただければ幸いです。何卒ご検討をよろしくお願い申し上げます。 |
しばらく時間が経過していると、採用担当者は内定を出したことを忘れている可能性があります。特に大人数の採用をおこなっている企業の場合、全員の名前は覚えられません。
きちんと自己紹介をした後に、内定を断った旨と再エントリーしたい旨を伝えましょう。
⑤内定辞退の一定期間後に応募する場合【電話例文】
お世話になっております。先日、メールで再応募の意思を伝えさせていただきました、○○大学××学科△△学部の□□(本名)と申します。 突然のご連絡、大変申し訳ございません。少々お時間をいただいてもよろしいでしょうか? メールでお伝えした通り、以前内定を辞退させていただきましたが、もう一度御社に入社する機会をいただきたく、誠に勝手ながらご連絡いたしました。 ご迷惑をおかけしますが、何卒ご検討をいただければ幸いです。 |
なぜ時間を置いて再エントリーするに至ったのか、丁寧かつ簡潔に説明しましょう。
電話でダラダラと事情を話すとあまり良い印象を持たれないので、短く相手に伝わりやすい内容を意識して、再応募の意思を伝えてください。
内定辞退後に再応募するときのポイント

内定を断った後に再エントリーする場合、他の就活生とは違う立場だということを理解しておきましょう。
ここでは、採用の可能性を少しでも上げるためのポイントを紹介します。
- 辞退理由を明確に伝える
- 辞退への謝罪の意をしっかり示す
①辞退理由を明確に伝える
再応募の履歴書や面接では、内定を一度断ったした理由を明確に伝えましょう。
採用担当者へはっきりと理由を伝えることで「また断られるのでは?」という不安感の払しょくにつながります。下手に隠したり誤魔化すと逆効果で、せっかく再応募できても不採用になるでしょう。
採用担当者に納得してもらえる内容を事前にきちんと考えておいて、正直に辞退理由を伝えてください。
②辞退への謝罪の意をしっかり示す
内定を辞退したことに対して、きちんと謝罪を伝えましょう。どのような理由があるにせよ、内定を辞退すると印象はよくありません。
企業側は、採用に対してたくさんの時間や人的リソースを割いており、内定辞退はそれをすべてなかったことにする行為です。
こうした事情をきちんと理解した上で、辞退したことに対する謝罪の意をしっかりと示しましょう。丁寧に謝罪すれば、再エントリーで印象が悪くても、採用の可能性につながります。
内定辞退後の再応募は立場を理解したうえでチャンスをつかもう
内定辞退後の再応募をする場合、採用担当者からの印象はマイナスになりやすいと言えるでしょう。
マイナスのスタートであることを理解したうえで、内定辞退した理由と謝罪の気持ちをきちんと伝えましょう。そうすれば、あまり良い印象ではないスタートでも、採用のチャンスを掴めるかもしれません。
ここで紹介した内容を踏まえて、諦めずに再エントリーにチャレンジしてみてください。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。