就活の面接前は、体調を万全に整えている方がほとんどでしょう。ですが、当日になって体調を崩すケースもあり、その際にどのように連絡すべきか悩みますよね。
そこで本記事では、面接へ体調不良で行けない場合の連絡方法について解説します。電話とメールそれぞれの例文を紹介するため、ぜひ参考にしてください。
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面接へ体調不良で行けない場合のマナー4つ
面接へ体調不良で行けなくなっても、正しい対応をすれば選考に影響する可能性は低いでしょう。面接へ体調不良で行けない場合のマナーは以下の4つです。
①基本的には電話で連絡する
面接へ体調不良で行けない場合は、できるだけ迅速に電話で連絡するようにしてください。
企業側は多忙の中、面接に向けて準備を進めています。少しでも早く連絡を入れることで、担当者の負担が少なくなるでしょう。
体調不良で面接をキャンセルする場合の連絡は、メールではなく電話がマナーとなっています。
ただし、先方が電話に出なかったときや、風邪で声が出せないときはメールで連絡しても問題ありません。
②無断キャンセルは絶対にしない
面接へ体調不良で行けなくなっても、無断キャンセルはしないでください。就活の面接では、自己都合で勝手にキャンセルするのはマナー違反です。
面接を無断キャンセルすると、後日改めて面接をしてもらえなくなります。つまり、無断キャンセルをした時点で不採用となります。
正当な理由がある場合は、事情を話せば日程変更をして後日面接してもらえることが大半です。諦めずに必ず連絡を入れましょう。
③業務が忙しい時間帯に連絡しない
面接へ体調不良で行けない場合の連絡は、業務が忙しい時間帯を避けるようにしましょう。
一般的に業務が忙しいのは「就業直後」と「終業間近」です。企業にもよりますが、就業直後と終業間近を避けた日中に連絡することをおすすめしめします。
メールの場合は、営業時間内であれば時間帯は気にしなくてもOKです。営業時間外の早朝や深夜にメールを送るのはやめましょう。
④日程変更を承諾されたらお礼を必ず言う
日程変更を承諾してもらった場合、必ずお礼の言葉を伝えましょう。電話ではその場でお礼を伝え、メールの場合は改めてお礼メールを送ります。
企業側はは忙しい中、本来なら不要だった手間をかけて面接の機会を作ってくれます。「日程変更は当たり前」と考えず、謙虚な気持ちでお礼を伝えましょう。
お礼の言葉がないと、社会人としての常識や人間性を疑われる可能性もあるため注意してください。
面接へ体調不良で行けない場合の伝え方3ステップ

面接へ体調不良で行けないとき、具体的にどのような手順で伝えれば良いのでしょうか。伝え方を以下の3つのステップに分けて解説します。
①面接へ行けない旨を伝える
はじめに自分の身元を名乗り、体調不良で面接へ行けない旨を伝えます。
面接をキャンセルする罪悪感から長々と言い訳を並べる方もいますが、企業側は忙しいため余計な時間をとらせるのはNGです。簡潔にまとめて伝えましょう。
新型コロナウイルスやインフルエンザなど、具体的な病名が分っている場合は伝えても良いでしょう。病名を伝えたほうが説得力が出るためです。
②謝罪をする
続いて、面接をキャンセルすることを謝罪します。自分に非があるときに謝罪するのは社会人としてのマナーです。
企業側は、面接に向けてさまざまな準備を整えています。病気とはいえ企業に対して迷惑をかけてしまっているため、真摯な姿勢で謝罪しましょう。
真摯な姿勢で謝罪ができていれば、企業側から好印象を持ってもらえる可能性もあります。
③日程変更ができるか確認をとる
謝罪のあとに、面接の日程変更ができるか確認をとります。面接をキャンセルするだけでは、そのまま辞退扱いとなるため要注意です。
キャンセルの連絡をすると、企業側から日程変更を提案してくれるケースもあります。ですが、企業側からの提案を待つのではなく自分から申し出ましょう。
自分から面接の日程変更ができるか確認をとることで、企業側に熱意が伝わります。
面接へ体調不良で行けない場合の例文6つ

面接のキャンセル連絡は原則電話ですが、場合によってはメールでもOKです。6つの例文を紹介するため、ぜひ参考にしてください。
【電話①】日程変更をお願いする場合
〇〇大学の<氏名>と申します。 本日御社の面接に伺うことになっておりましたが、体調不良により面接の日程についてご相談したく、連絡いたしました。採用ご担当の<相手の苗字>様はいらっしゃいますでしょうか。 (電話をつないでもらったら) お世話になっております。〇〇大学の<氏名>です。 昨夜インフルエンザに感染していることが判明し、本日の面接にお伺いすることができなくなってしまいました。当日の連絡になってしまい大変申し訳ございません。 大変恐縮ですが、もし可能であれば改めて面接の機会をいただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。 |
最初に自分の身元を名乗り、面接へ行けない旨を伝えて謝罪します。日程変更に関しては、自分から提案することで熱意が伝わりやすいです。
【電話②】Web面接をお願いする場合
(電話をつないでもらったら) お世話になっております。〇〇大学の<氏名>です。 ○月○日14時に御社の面接を予定しておりましたが、昨日の夕方から体調がすぐれず、面接に伺えなくなってしまいました。大変申し訳ございません。 もし可能であれば、Web面接などで面接の機会をいただけないでしょうか。ご検討のほどよろしくお願いいたします。 |
Web面談を行っている企業の場合は、Web面談をお願いするのも1つの手です。ただし、Web面談を行っていない、もしくは行っているか分からない企業に頼むのは避けたほうが良いでしょう。
【電話③】辞退する場合
(電話をつないでもらったら) お忙しいところ申し訳ございません。〇〇大学の<氏名>です。 ○月×日14時に御社の面接を予定しておりましたが、体調不良のため辞退させていただきたくご連絡しました。直前の連絡となってしまい申し訳ございません。 この度は貴重な時間をいただいたにも関わらず、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。何卒よろしくお願い申し上げます。 |
日程変更は希望せず、そのまま選考自体を辞退する場合の例文です。選考を辞退するときも、社会人のマナーとして必ず連絡を入れてください。
【メール①】日程変更をする場合
件名:面接の日程調整のお願い <氏名> □□株式会社 人事部<相手の苗字>様 お世話になっております。 〇〇大学の△△学部の<氏名>です。 本日面接の時間をいただいていましたが、昨日の夕方から体調がすぐれず、面接に伺えなくなってしまいました。 急な当日の連絡になってしまい大変申し訳ございません。 ご迷惑をおかけしますが、下記の日程で再度面接をしていただくことは可能でしょうか。 ①〇月〇日(曜日)〇時〜 ②〇月△日(曜日)〇時〜 ③〇月×日(曜日)〇時〜 お忙しいところ恐縮ですが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。 ――――――――――――――― 氏名(フリガナ) 〇〇大学の△△学部○年 携帯電話: メールアドレス: ――――――――――――――― |
メールで面接の日程調整をお願いする場合は、希望の日時を3つほど記載することをおすすめしめします。
【メール②】Web面接をお願いする場合
件名:Web面接のご相談 <氏名> □□株式会社 人事部<相手の苗字>様 お世話になっております。 〇〇大学の△△学部の<氏名>です。 ○月○日14時に御社の面接を予定しておりましたが、昨夜インフルエンザに感染していることが判明し、お伺いすることができなくなってしまいました。 急な連絡となり大変申し訳ございません。 ○月○日14時の面接の日程変更、もしくはWeb面接に変更していただくことは可能でしょうか。 日程調整が可能な場合、下記の日程で面接をしていただけますと幸いです。 ①〇月〇日(曜日)〇時〜 ②〇月〇日(曜日)〇時〜 ③〇月〇日(曜日)〇時〜 Web面談が可能な場合、上記以外の日程でも対応可能です。 お忙しいところお手数をかけてしまい、大変申し訳ございません。 ――――――――――――――― 氏名(フリガナ) 〇〇大学の△△学部○年 携帯電話: メールアドレス: ――――――――――――――― |
日程変更もしくはWeb面談のうち、企業側にとって都合の良い方を選んでもらいます。「絶対にWeb面談が良い」というような一方的な主張はNGです。
【メール③】辞退する場合
件名:面接辞退のお願い <氏名> □□株式会社 人事部<相手の苗字>様 お世話になっております。 〇〇大学の△△学部の<氏名>です。 ○月○日○時に貴社の面接を予定しておりましたが、体調不良のため欠席させていただきたくご連絡しました。 急な連絡となってしまい申し訳ございません。 この度は貴重な時間をいただいたにも関わらず、ご迷惑をおかけして申し訳ございません。 また、本来であれば電話で連絡すべきところ、メールでの連絡となりましたこと、お詫び申しあげます。 上末筆ながら、貴社のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。 |
本来であれば、辞退の連絡は電話ですべきです。メールでの連絡となってしまったことを必ず謝罪しましょう。
面接へ体調不良で行けない場合選考へ響くのか

結論からいうと、面接へ体調不良で行けなくても選考に響く可能性は低いです。ただし、企業側に正しい手順で連絡することが必須条件となります。
メールや電話での連絡対応を怠ると、無断キャンセル扱いとなり、選考に参加できなくなる可能性があるため注意しましょう。
また、連絡を入れても、マナーがなっていないと選考に影響する可能性はあります。
つまり、面接へ体調不良で行けないこと自体が選考に響くことはないものの、対応次第では不採用になったり悪いイメージを与えたりする可能性があるのです。
体調不良を引き起こさないための対策方法3つ

就活中は体調管理が必須です。体調不良を引き起こさないため対策方法は以下の3つです。
- 睡眠と食事は毎日しっかりととる
- 流行りの感染症対策を徹底する
- 面接が近い場合人混みは避ける
①睡眠と食事は毎日しっかりととる
体調管理の基本は、十分な睡眠と食事をとることです。
就活や学業、アルバイトなどで多忙な日々を送っている方は多いと思いますが、面接が近づいてきたら規則正しい生活を意識してください。
個人差はありますが、1日7~8時間の睡眠時間を確保するのが理想的です。食事に関しては1日3食を基本とし、バランスの良い食生活を心掛けましょう。
休日もできるだけ平日と同じリズムで生活することで、体調を管理しやすくなります。
②流行りの感染症対策を徹底する
新型コロナウイルスやインフルエンザなどが流行している時期は、感染症対策を徹底しましょう。具体的には手洗い、うがい、マスクなどの感染症対策です。
流行時にはとくに感染リスクが高まるため、感染症対策を徹底しましょう。感染状況は新聞やネットニュースなどで確認できます。
流行りの感染症対策は、一般的な風邪にも有効なので無駄になることはありません。1年を通して手洗いやうがいを行うことをおすすめしめします。
③面接が近い場合人混みは避ける
面接が近づいてきたら、商業施設やライブなどの人混みは避けるようにしてください。
人が密集する場所は感染リスクが高いといわれています。とくに換気が悪い場所では、マスクをしていても感染を防げない可能性が高いため要注意です。
就活関連や学校の授業、日用品の買い物などで外出するのは仕方がありません。ただし、不要不急の外出はできるだけ避けたほうが良いでしょう。
体調不良で面接へ行けない場合は早めに連絡をしよう
体調不良で面接へ行けないときは、できるだけ早めに電話かメールで連絡を入れましょう。
体調不良の場合、面接キャンセル自体が選考に影響する可能性はほぼありません。ただし、無断キャンセルは絶対にNGです。
また、連絡時のマナーがなっていないと選考に影響する可能性があるため注意しましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。