書類選考と面接は、どのような違いがあるのでしょうか。
どちらも重要な選考ですが、注意するポイントは違います。それぞれに合わせて対策しておけば、選考時も焦らず対応できるでしょう。
本記事では、書類選考と面接の違いや見られているポイントを解説します。
面接官の印象がよくなるよう、しっかり対策しておきましょう。
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書類選考と面接の3つの違い
書類選考と面接は、どのような違いがあるのか解説します。
違いを理解すれば、選考内容に合わせた対策が可能です。
それぞれで見られているポイントを知って、選考を突破するヒントにしましょう。
- 目的
- 倍率は書類選考の方が高い傾向にある
- 期間は企業によって異なる
①目的
書類選考と面接では、行う目的が違います。
書類選考は、候補者の人数を減らす目的があり、文章から読み取れる情報のみで判断します。
企業によっては、合格の最低ラインをマニュアル化していることもあり、企業の定めた基準を満たしていないと面接に進むこともできません。
面接は、実際に会うことで人間性を見る目的があります。
対面で話したり、質問を交えて会話したりして、就活生の人間性や性格をより詳しく知ろうとしています。
②倍率は書類選考の方が高い傾向にある
一般的には、書類選考の方が倍率は高くなっています。
面接は書類選考に比べて、手間や時間がかかるため、面接官が全員対応していると時間がいくらあっても足りません。書類選考を行うことで、面接前に大幅に候補者の数を減らすのが目的です。
書類は誰でも文章を書けば応募できるため、応募してくる分母も多い可能性が高くなります。
履歴書やエントリーシートから、入社意志の強さを確認し、候補者の絞り込みを行っている企業がほとんどです。
③期間は企業によって異なる
結果が出るまでにかかる期間は、書類選考でも面接でも企業によって異なります。
企業の選考を受ける人が多ければ結果が出るまでの時間は長くなり、人数が少なければ期間は短くなることがほとんどです。
就職活動が始まったなかりのタイミングでは、どの企業も応募者が多く結果がでるまでの期間が長くなるでしょう。就活後半になれば応募者が減ってくるため、選考結果の連絡は早くなる傾向があります。
書類選考や面接の結果がなかなか出ない場合でも、焦らず結果を待ちましょう。
書類選考で見られている3つのポイント

書類選考で、企業が見ているポイントを3つご紹介します。
企業が見ているポイントを意識して、選考書類の作成を行いましょう。チェックポイントを知っておけば、選考書類の作成も悩まずスムーズに進みます。
- 基本情報を確認
- ルールに沿った記入ができているか
- 内容の濃さ
①基本情報を確認
履歴書やエントリーシートから、企業は応募者の基本情報を確認しています。基本情報は、応募者の学歴や志望動機です。
企業によって4年制大学卒業や学部の指定など、採用時の最低ラインを設定している場合も。書類選考では記載内容から、最低ラインを満たしているかチェックされています。
住所や連絡先を、間違えていないかも注意が必要です。合格していたのに連絡できず、選考に落ちる場合があります。記載内容は見直して、不備がないようにしましょう。
②ルールに沿った記入ができているか
履歴者やエントリーシートには、「空欄を作らない」「学部名やアルバイト先を略さない」といったルールがあります。
企業によっては履歴書のサイズが指定されていたり、企業が用意した独自の書類への記載が必要だったりと企業ごとの独自のルールがある場合も。
書類を作成するときは、一般的なルールから志望している企業のルールまで、見落としがないよう注意しましょう。ルールが守れていないと、それだけでマイナスポイントになる可能性があります。
③内容の濃さ
応募書類の内容の濃さも、面接官がチェックしているポイントです。
履歴書やエントリーシートを作るときは、空欄を作らず全ての項目を記載するのはもちろんですが、記載した内容まで面接官は見ています。
文字数が多いからといって、面接官の印象がよくなるわけではありません。小さい文字でびっしり書いてしまうと、面接官にとっては読みづらく眼を通してもらえない可能性があります。
見やすい文字の大きさで、面接官の興味を惹くような内容を考えましょう。
面接で見られている3つのポイント

企業が面接で見ているポイントをご紹介します。
面接では、書類選考とは違った部分を見られているので注意が必要です。
企業がどのようなポイントに注意しているか知って、面接に備えましょう。
- 人間性を見る
- 書類に書いてあることを確認する
- 企業の求める人物に合うかを確認する
①人間性を見る
面接で企業は、履歴書やエントリーシートからはわからない候補者の人間性を見ています。
基本的なマナーや、コミュニケーション能力は実際に会わなければわかりません。面接時のマナーでよく上がる、「ノックの回数」や「身だしなみ」も面接官からは見られているため、注意して行いましょう。
基本的なことだからと馬鹿にせず、ひとつひとつの動作を丁寧に行えば問題ありません。社会人として恥ずかしくないよう、面接のマナーをチェックしておきましょう。
②書類に書いてあることを確認する
基本情報意外に、履歴書やエントリーシートに記載した内容を確認しています。
面接官からの質問で、応募書類に書いた内容と同じ質問をされる場合があるでしょう。そのときも、自身の口から改めて伝えることが大切です。
伝える内容は、応募書類と違いがないようにしましょう。内容が変わってしまうと、面接官はどちらの内容を信じればいいのかわからず、マイナスな印象になります。
一語一句同じ必要はないため、口頭だからこそ伝えられるエピソードや考えを添えて伝えるといいでしょう。
③企業の求める人物に合うかを確認する
面接時の様子で、「自社の求めている人物像に合っているか」も確認されています。
企業は仕事へのモチベーションが高かったり、能力が高かったりする人を採用したいと考えていますが、企業の雰囲気に合わなければ採用はされません。
企業がどんな人物を求めているのか研究して、面接に挑むと安心です。無理して企業の理想に合わせるのではなく、大きなくくりで見てずれていなければ問題ありません。
面接官から良い印象が持たれるよう、アピールする内容や話し方に工夫しましょう。
選考の倍率や結果待ち期間は企業による
選考の倍率や選考結果待ちの期間は、企業によって異なります。大まかな期間も一概には言えないため、ホームページや口コミで確認しましょう。
企業によっては「就職四季報」に倍率が載っている場合もあります。一般的に有名な企業や、採用人数が少ない企業は倍率が高くなりがちです。
応募者の人数が多い場合や、人事の人数が少なく対応が遅くなるときは時間がかかることが多くなります。応募締切のタイミングによっては、全ての応募者の書類が届くまで結果を送らない場合もあるでしょう。
書類選考や面接に挑む際の事前準備

書類選考や面接に挑む際の事前準備を解説します。
選考を上手く進めるためには、事前準備が必要不可欠です。
企業がチェックしているポイントに注意して、しっかり準備しましょう。
- 自己分析
- 企業研究
- 面接時には書類に書いた内容を確認しよう
①自己分析
就職活動の基本は、自己分析です。自分の経験や長所を深掘りして、企業が求める人物像に近づけるにはどのようにしたらいいか考えましょう。
書類選考がなかなか通らない人は、自己分析が足りない可能性があります。自分への理解を深めるほど、企業にとって魅力的に感じるアプローチポイントが出てくるはずです。
自己分析から長所をや経験を見つけたら、企業に合わせてエピソードや伝え方を工夫すれば、選考に通りやすいエピソードになるでしょう。
②企業研究
企業研究も、就職活動では外せないポイントです。企業研究するときは、志望している企業だけでなく、業界に対しても研究しましょう。
企業や業界を研究しておくと、志望先の業務内容や雰囲気に合わせた志望動機が作成できます。企業のホームページやニュースを見て、必要な情報を得ておきましょう。
希望している企業が開催する、説明会に参加するのもおすすめです。OB訪問やインターンも活用して、リアルな企業の情報収集を意識してください。
③面接時には書類に書いた内容を確認しよう
面接時には、書類に書いた内容を確認しておくのも大切です。
面接官は応募書類に書かれた内容を、候補者の口から実際に聞く質問も多くあります。事前に提出した書類と違いがあると、面接官にマイナスな印象を持たれる可能性も否定できません。
面接の前に書類を読み返しておくことで、書類内容と大きな違いがない発言ができるでしょう。提出前に履歴書やエントリーシートのコピーをとっておくと、面接の直前までチェックできます。
書類選考と面接は就活で必ず通る道
書類選考と面接は、就活で必ず通る道です。
どちらも面接官に見られているポイントは違うため、両方とも別の対策をしておく必要があります。
事前に準備をしておけば、面接官からマイナスな印象を持たれず選考が有利に進められるでしょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。