就活において重要なのが、企業探しです。探し方次第で選択肢の幅が大きく変わるため、効率良い選び方をしておきたいところ。
ただ、企業の数は多く、探し方も多様化しているため「企業ってどうやって探せばいいの?どうすれば企業選びに失敗しない?」と悩む人も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、就活での企業の探し方を徹底解説します。記事後半では、企業探しに失敗する人の共通点や企業を探すコツも紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
就活での企業の探し方はたくさんある
まず知っておきたいのが、就活での企業の探し方はたくさんあるということです。
たとえば、ウェブサイトや求人情報、キャリアフェア、SNS活用、知人の紹介などが挙げられます。これらを活用すれば、自分の興味やスキルに合った企業を見つける助けになってくれます。
就活での企業選びでは、幅広い手段を活用することが重要です。自分に合う企業を見つけるためにも、あらゆる手段を活用しながら自分に合った探し方を模索してみましょう。
就活での企業の探し方5つ

では、具体的にどのような探し方があるのでしょうか?ここでは、就活での企業の探し方を5つ紹介します。
- インターネットを使って探す
- 新聞や就活向け雑誌読む
- 就活イベントに参加する
- OB・OG訪問をする
- 第三者を頼る
①インターネットを使って探す
インターネットの活用は、企業の探し方としてかなり効果的です。近年は、就活サイトに掲載されている企業や、独自でホームページを持つ企業が増えているからです。また、企業ごとの口コミサイトも増えています。
ただし、インターネットには嘘の情報もあるため注意が必要です。信頼性の高い情報源を選び、複数の情報を照らし合わせて判断しましょう。
具体的には、公式ホームページだけでなく、SNSや口コミサイトを調べることが有効です。企業の投稿や従業員の声を探してみましょう。
②新聞や就活向け雑誌読む
企業の探し方としては、新聞や就活向け雑誌を読むこともおすすめです。就職四季報なら、従業員数や年収などの詳細なデータが掲載されており、信頼性が高い情報が手に入ります。
新聞や雑誌を活用することで、自身の希望条件やキャリア目標に合致する企業を選び出すヒントが得られます。
企業の特徴や業績を理解し、面接やエントリーシートで的確な志望動機や展望を示すためにも、紙媒体からの情報収集も大切にしましょう。
③就活イベントに参加する
就活イベントに参加することも、企業の有効な探し方です。
就職イベントは、複数の企業が一堂に集まり、直接交流できる場です。企業の担当者と対話することで、会社の文化や業務内容を深く理解し、自身のスキルや志向とのマッチングを確認できます。
また、ネットでは得られないリアルな印象や情報を得るチャンスでもあり、企業の意外な魅力を発見することもあるのです。
就活イベントは全国各地で定期的に開催されているので、積極的に参加してみましょう。
④OB・OG訪問をする
OB・OG訪問も、就活で重要な一環です。過去にその企業で働いた卒業生に会い、仕事や職場の実態を直接知る機会となります。
彼らの経験や意見を通じて、リアルな声を聴くことで、企業の文化や業務内容を深く理解し、自身の志向や適性との一致度を確認できます。
また、直接OB・OGと話すことで、質問や疑問を解決し自信を持って企業選びが行えます。OB・OG訪問は、より良いキャリア選択をするための貴重な手段と言えるでしょう。
⑤第三者を頼る
「第三者を頼る」ことも企業の探し方としておすすめです。友人や親、大学のキャリアセンターなど、周囲のアドバイスや情報を得ることで、多角的な視点から企業を探せます。
異なる意見や情報を収集し、自分に合った最適な選択肢を見つけるため、積極的に第三者の意見を取り入れてみましょう。
自分に合った企業探しのコツ3つ

次に、自分に合った企業探しのコツを3つ紹介します。
- 就活の軸をつくる
- 中小企業にも目を向ける
- BtoB企業にも目を向ける
①就活の軸をつくる
就活の軸をつくることは、自分に合った企業を見つけるためのカギです。何を重視するかを明確にし、自分の希望や価値観を基準に企業を選びましょう。
たとえば、働く環境や社風、業界の特性などが挙げられます。自分の中で譲れない要素を設定すると、迷いや不安が減り、選択がしやすいでしょう。
②中小企業にも目を向ける
自分に合った企業を見つける際、中小企業にも目を向けることが重要です。なぜなら、企業数は大手よりも中小の方が圧倒的に多く、多彩なチャンスが広がっているからです。
中小企業は特有の魅力や風土を持ち、やりがいを見つけやすいこともあります。視野を広く持ち、大手だけでなく中小企業も選択肢に含めることで、自分にぴったりの職場が見つかる可能性が高まります。
③BtoB企業にも目を向ける
企業選びにおいて、BtoB企業にも注目することも重要です。
通常、私たちがよく知る企業はBtoC(企業対消費者)が多いですが、BtoB(企業対企業)も魅力的な選択肢です。
BtoB企業は、業界内で重要な役割を果たし、ビジネスの裏側で支える存在です。また、BtoCに比べて志望する学生が少ない傾向があるため、競争率が低いメリットもあります。
こうした企業に目を向けることで、自分に合った環境やキャリアを見つける可能性が高まります。自身のスキルや興味に合ったBtoB企業を探し、新たな可能性を広げてみましょう。
就活の企業探しでよくある失敗4つ

次に、就活の企業探しでよくある失敗を紹介します。
- 企業選びの軸がない
- 大手企業しか考えていない
- 業界・職種を絞りすぎている
- 情報量が少ない
①企業選びの軸がない
就活の際、企業選びの軸が不足することはよくある失敗です。選ぶ基準がないと、どの企業が適切か判断が難しくなります。
自分のキャリア目標や、価値観に合った要素(給与・業界・文化など)を軸にすることで、選択肢を絞り込めます。
適切な軸を持つことで、企業の魅力や合致度を明確に評価でき、自信を持って選択できるようになりますよ。
②大手企業しか考えていない
就活中の企業探しにおいて気をつけておきたいのが、大企業だけを視野に入れるべきではないということです。大企業だけに絞ってしまうと、選択肢を狭めてしまう可能性があるためです。
就活での企業選びは、自分の興味や価値観に合った企業を選ぶことが重要です。単に名前や規模ではなく、自身のスキルや将来の展望に合致するかを見極めるために、中小企業にも目を向けましょう。
もちろん、大企業を目指すことは悪いことではありません。ただ、大企業よりも圧倒的に数が多い中小企業にも目を向けることで、思わぬ収穫があるかもしれませんよ。
③業界・職種を絞りすぎている
就活中、業界や職種を過度に絞り込むことはよくある失敗です。過剰な絞り込みは、可能性を狭め、選択肢を限定してしまいます。
未知の分野や職種から学ぶことや、新たなチャンスを逃す可能性が高くなります。また、選択肢が限られると競争率も高まり、内定獲得が難しくなる場合もあります。
適切な幅広い選択肢を持ちながら、自分の興味やスキルを探求し、柔軟に対応することが重要です。経験や知識を広げることで、将来的なキャリアの可能性も広がります。
④情報量が少ない
情報不足も、企業探しでのよくある失敗です。日本には多くの企業が存在するにもかかわらず、情報が不足しているせいで自ら選択肢を狭めているかもしれません。
就活では、情報を充分に集めることが重要です。企業のウェブサイトだけでなく、実際に働いている人から聞いた生の情報も参考にしましょう。
職場の雰囲気や仕事内容、社風などを直接知ることで、自分に合った企業を見つける手助けになります。情報収集を怠らず、幅広い視野で企業を比較することが成功への第一歩です。
就活で企業探しの前にやるべきこと

次に、就活で企業探しの前にやるべきことを紹介します。
- 自己分析をする
- 企業選びの軸をつくる
①自己分析をする
企業探しの前に大切なステップは、自己分析をすることです。自己分析ツールを活用しながら、自身の得意や苦手、興味を明確にしましょう。
ただし、自己分析に過度に縛られるのは避け、参考程度に留めておくことも重要です。これまでの経験や成果を振り返り、自分の強みと向き合うことで、自己理解はより深まります。
自己分析を通じて、自分のキャリア目標や適職を見極める手助けになります。自信を持って就活を進めるために、しっかりと自己分析を行いましょう。
②企業選びの軸をつくる
企業選びの軸をつくることも、就活の企業選びで重要なポイントのひとつです。自分の価値観や興味に合った企業を見極めるための基準を明確にしましょう。
なお、やりたいことだけでなく、やりたくないことを明確にすることも重要です。これにより、自分に合った環境や職場文化が見つけやすくなります。
具体的な要素(業界・働き方・成長機会など)をリストアップし、優先順位を付けることで、迷いが減り、的確な企業選びが可能になります。
企業の探し方を工夫して就活をしよう
本記事では、就活での企業の探し方を徹底解説しました。
企業探しには、情報収集が欠かせません。企業のホームページや口コミサイト、SNSなどを活用し、効率よく情報を集めましょう。
また、企業訪問や第三者からの意見など、リアルな人間関係から情報を得ることも重要です。この記事を参考に企業選びの探し方を工夫し、理想の企業を見つけてみてくださいね!
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。