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【新卒必見】一般事務職の志望動機の例文と書き方!NGポイントも解説

一般事務などの事務職は、長く仕事を続けたい人にとって人気の職種です。そのため、志望動機をつくるのが難しく感じる人も少なくありません。

専門職というわけでもないため、「自分の何をどうアピールすればいいかわからない…」と悩むこともありますよね。

ここでは一般事務などの事務職の仕事内容や求められるスキルに始まり、志望動機を書く際のポイントや注意点を解説していきます。

目次

そもそも事務職の仕事内容とは?種類ごとに解説!

そもそも「事務職=一般事務」と考えている人も多いかもしれません。しかし、事務職には一般事務以外にも様々な種類があるため、自分がどの事務を目指しているのかを明確にしておきましょう。

志望動機を作る際も、事務職の中のどの職種を目指すかによって、書き方やコツが変わってきます。自分の目指す職種が決まれば、企業分析もしやすいですよ。

ここでは以下の主な事務職の仕事内容を紹介していくので、事務職についてまだあまり詳しくない方は最後までご覧ください。

  1. 一般事務
  2. 営業事務
  3. 経理事務
  4. 医療事務

また、事務業界についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事であらゆる事務職について徹底的に解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

関連記事:事務職業界が丸わかり!部門別業務内容と必要なスキルを紹介

①一般事務

一般事務とは企業の中で広範囲にわたるサポート業務を行う職種のことをいいます。

一般事務の主な作業項目と内容は以下のとおりです。

主な作業項目作業内容
書類作成・管理契約書、報告書、議事録などの作成および整理
データ入力各種データの入力および更新
電話・メール対応社内外の電話・メール対応
ファイリング紙や電子ファイルの整理および保管
備品管理オフィスの備品や消耗品の在庫管理および発注
庶務業務オフィス内の雑務や庶務業務全般
教育・研修サポート新入社員や研修参加者のサポート

書類作成やデータ入力などパソコンを使う業務が多くあるため、一般事務に興味がある方は今のうちからパソコンのスキルを磨いておくといいでしょう。

一般事務の志望動機の例文を見てみる ∨

②営業事務

営業事務とは営業のサポートをする担当のことで、営業活動が円滑に進むようにバックオフィスの業務を行います。

営業事務の主な作業項目と内容は以下のとおりです。

主な作業項目作業内容
納期調整納品スケジュールの調整および管理
請求書発行売上に基づく請求書の作成および発行
売上データ管理売上実績の入力および管理、売上報告書の作成
電話・メール対応顧客や取引先からの問い合わせ対応
顧客情報管理顧客データベースの更新および管理
契約書作成・管理契約書の作成、確認および保管
営業サポート営業担当者のスケジュール管理や出張手配、営業活動の支援

一般事務とは違って営業事務では納期調整や営業サポートなど営業ならではの業務もあるため、事務のスキルだけでなく営業活動に関係する知識も身につけておくといいでしょう。

営業事務の志望動機の例文を見てみる ∨

③経理事務

経理事務とは企業の財務や会計に関するサポート業務を担当する職種のことをいいます。

経理事務の主な作業項目と内容は以下のとおりです。

主な作業項目作業内容
伝票処理各種伝票(入金、出金、仕訳など)の作成および入力
帳簿記入・管理会計帳簿への記入および管理
入出金管理銀行口座の入出金管理、現金の出納管理
請求書発行売上に基づく請求書の作成、発行および管理
経費精算社員の経費精算の確認および処理
月次・年次決算サポート月次決算、年次決算の補助業務
支払業務仕入先への支払手続き、振込処理
税務対応税務申告書の作成補助、税金納付手続き

経理事務では帳簿記入や税務対応などお金に関する業務が多いため、正確なデータ管理や数字に対する注意力が求められます。

経理事務に興味があるけど数字に対して不安がある…」という方は簿記などの資格で勉強してみるといいでしょう。

経理事務の志望動機の例文を見てみる ∨

④医療事務

医療事務とは病院やクリニックなどの医療機関で、事務的なサポート業務を行う職種のことをいいます。

医療事務の主な作業項目と内容は以下のとおりです。

主な項目作業内容
受付業務患者の受付、来院確認、および案内
カルテ管理紙カルテや電子カルテの作成、更新、および保管
診療報酬請求診療報酬明細書(レセプト)の作成および保険者への請求
会計業務診察料や処方箋料の計算、支払い対応
患者対応患者からの問い合わせ対応、予約の受付および管理
電話対応外部からの電話応対、予約変更や問い合わせ対応
保険証確認患者の保険証の確認および管理
院内連絡調整医師、看護師、他の医療スタッフとの連絡調整

医療事務ではカルテ管理や患者対応などの医療に関係する業務が多いため、医療や保険関連の知識を求められます。

また、医療スタッフとの連携も重要であるので、コミュニケーション力も求められるでしょう。

医療事務の志望動機の例文を見てみる ∨

こんな人に向いている!事務職に求められる適性

事務職に向いている人の特徴

ここまで事務職の仕事内容について紹介してきましたが、「事務職の志望動機って、どういう感じで書いたらいいんだろう?」と気になりますよね。

アパレル業界なら「ファッションに興味がある」と示せば良さそう、と予想がつきますが、事務職はそもそも企業側が求めていることが分かりにくく、志望動機のイメージがつかない人も多いでしょう。

そこで、ここでは事務職に求められる適性について解説していくので、自分に当てはまるかチェックしてみてください。

  1. 誰かと話すのが好きな人
  2. コツコツした作業が苦でない人
  3. スケジュールを決めるのが好きな人
  4. 柔軟な対応ができる人

また、この章の最後に番外編として「事務職に向いてないかも」と思った人向けの解決方法を紹介しているので、あわせて参考にしてくださいね。

【番外編】「事務職に向いてないかも」と思ったら…?

①誰かと話すのが好きな人

誰かと話すのが好きな人は事務職に向いているといえます。

事務職ではいろいろな人から業務の依頼や指示を受けるため、さまざまな人と関わるのが好きな人に適性がある仕事です。

また、事務職はサポート業務であるため、「誰かのために役立ちたい」「縁の下の力持ちとして支えていきたい」という思いがありコミュニケーションを取るのが好きな人は目指してみてはいかかでしょうか。

②コツコツした作業が苦でない人

コツコツした作業が苦でない人も事務職に向いている人といえます。

事務職ではデータ管理や書類作成などの細かな作業が求められることが多いです。

また、同じような作業を繰り返し行うことも多いため、反復作業や規則的な作業を行うことが得意な人も事務職に適性があるといえるでしょう。

③スケジュールを決めるのが好きな人

スケジュールや予定管理をするのが好きな人も事務職に向いています。

事務職では複数の業務を効率良くこなすことが求められるため、時間管理や優先順位の設定をする必要があります。

旅行や休みなどの予定を立てるのが好きな人は調整力や計画性があるので、事務職に適性があるといえるでしょう。

④柔軟な対応ができる人

突発的なトラブルに強く柔軟な対応ができる人も事務職の適性があるといえます。

事務職は定型な業務が多いとはいえ、電話やメール、来客の対応といった外部の突発的な依頼も多々あります。

電話やメールでは要領を得ない話し方をする人もいますし、アポなしで突然来社する人もいます。

そんな時でも、場に応じて外部対応できる力が求められるため、柔軟な対応ができる人は事務職の適性があるといえるでしょう。

【番外編】「事務職に向いてないかも」と思ったらカリクルに相談しよう

ここまで事務職の適性について紹介しましたが、「自分には向いてないかも」と思う方もいるでしょう。

しかし「この仕事に向いていないのかも」と考えている人の中には、自己分析が間違っている人もいます。実際には向いている仕事なのに、自己判断であきらめてしまうのはもったいないですよね。

そんなあなたにはカリクルの利用がおすすめです。

就活業界に精通したキャリアドバイザーと一緒に自己分析を進められるので、自己分析のミスを減らし、自分に合った職種・業界を見つけられますよ。

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一般事務職の志望動機の書き方!おすすめの構成を3ステップで紹介

事務職の志望動機の書き方

上の画像のように、一般事務職の志望動機の書き方としては「結論→明確な志望理由→今までの経験」という順番で組み立てるのがおすすめです。

いざ志望動機を書き始めようしても書き方が分からずうまく作ることができない方は3つの要素をしっかりと把握するようにしましょう。

  1. 結論から書き始める
  2. 志望理由を明確にする
  3. 経験をアピールする

①結論から書き始める

志望動機は結論から書き始めるようにしましょう。

結論を先に述べることで採用担当の人に対して要点を素早く伝えることができ、わかりやすい志望動機となるため、企業側の第一印象が良くなります。

例えば、「私が貴社の一般事務に応募する理由は、組織の効率化とサポート業務において貢献できると確信しているからです」と書くことで、応募者の意図が一目でわかり、興味を引きつけることができます。

これにより、文章全体が明確で簡潔になり、一貫性を持った構成にすることができます。

②志望理由を明確にする

志望理由を明確にすることは、企業側に志望度の高さや真剣さを伝えるために重要です。

具体的な理由を示すことで、応募者が企業のどの部分に共感し、なぜその企業を選んだのかを明確に伝えることができます。

例えば、「貴社の従業員を大切にする社風と、地域社会に貢献する姿勢に強く共感し、私の価値観と一致するため志望しました」と書くことで、応募者の志望理由が具体的かつ説得力のあるものとなり、企業とのマッチングの良さを強調できるでしょう。

③経験をアピールする

経験をアピールすることは、自分が即戦力であることを企業側に示すために有効です。

過去の具体的な経験や実績を示すことで、入社後すぐに貢献できることを伝えることができます。

例えば、「長期でのインターンシップでは、データ入力の正確性を評価され、データのミスをほとんどなくすことに成功しました」と書くことで、応募者のスキルや能力を具体的な数字や実績で裏付けることができます。

これにより、企業への信頼性が高まり、事務職に適した人物であることを効果的にアピールできるようになるでしょう。

他の就活生と差がつく!志望動機の3つのポイント

志望動機の書き方について紹介しましたが、「ほかの就活生と差別化できるポイントも知りたい」という方も多いですよね。

そこで、ここではほかの就活生と差をつけ、内定に近づける志望動機を作るポイントを3つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

  1. 入社後の将来像をはっきりさせる
  2. 求める人物像とマッチしていることをアピールする
  3. 第三者の視点を取り入れる

①入社後の将来像をはっきりさせる

志望動機で入社後の将来像をはっきりさせることで企業側に「どのように企業に貢献していくか」ということをうまく伝えられます。

また、入社後の将来像は自分の経験から学んだことにつなげるとより良い志望動機になるでしょう。

例えば、コミュニケーション力があるというエピソードを述べた後に、「入社後も自分の経験から得られたコミュニケーション力を活かしてお客様と良い関係を構築していきたい」と伝えるイメージです。

しっかりと企業について調べて、どのような自分が将来活躍できそうかを考えてみてくださいね。

②求める人物像とマッチしていることをアピールする

志望動機を書くときは、企業が求める人物像とマッチしているか確認しましょう。なぜなら、採用担当者が一番おそれていることは入社後のミスマッチだからです。

求められている人物像を研究しながら、入社後も努力できることを示すことが重要です。

また、入社後の努力をアピールする際に個人だけでなく組織に対しても貢献したいという意思を伝えるとより効果的です。

採用担当者に、自分を採用したら周りにも良い影響を与えてくれそうだと判断されれば、かなり有利に選考を進めることができるでしょう。

③第三者の視点を取り入れる

志望動機をもっとブラッシュアップしたい人や、より他の就活生との差別化を図りたい人は、志望動機に第三者の視点を取り入れてみましょう。

自分ひとりで志望動機を書くと、視野が狭まった志望動機になってしまいます。ほかの人の視点や意見を取り入れることでより多角的に物事を捉えられている志望動機になるでしょう。

ですが、いざ取り入れようとしても何を書いたらいいか悩みますよね。そもそも「第三者の視点を取り入れるってどういうこと?」と思っている人もいるかもしれません。

そんな方はカリクルに相談するのがおすすめです。年間1,000人以上の就活生を見てきたアドバイザーがあなたを内定に導くために志望動機作成を無料でお手伝いします。

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【種類別】事務職の志望動機の例文4選

では実際に志望動機を書く際にどのような文章を書けばいいか想像しにくい方も多いですよね。

そこでここでは、各事務職の志望動機の例文を詳しく紹介していきます。

自分の興味のある事務職の志望動機をぜひ参考にしてみてください。

  1. 一般事務職の志望動機
  2. 営業事務の志望動機
  3. 経理事務の志望動機
  4. 医療事務の志望動機

①一般事務の志望動機

まずは一般事務の志望動機について紹介していきます。以下の3つの経験別に例文を紹介するので、自分に当てはまるものを参考にしてください。

  1. 【未経験】マネージャー経験を活かしたい
  2. 【未経験】長期インターンの経験を活かしたい
  3. 【経験者】社風に魅力を感じた

①【未経験】マネージャー経験を活かしたい

私は事務経験は未経験ですが、学生時代のマネージャー経験を活かしたいと思い志望いたしました。高校3年間、陸上部のマネージャーを担当し、選手の成績向上に挑みました。

最初は伸び悩む選手が多くいたので、それを解決するため新しい記録方法を提案しました。具体的にはエクセルを用いてストップウォッチで計測したタイムをまとめ、それまで把握できていなかった個人個人の練習時の記録を分かりやすくまとめるように工夫しました。

その結果、選手たちが容易に記録を管理することが出来るようになり、過去のデータや他の選手との比較が簡単になりました。チームの結果としては、全員が自己記録を更新し、1名が全国大会に出場する成果を上げました。

事務経験は薄いですが、データ管理のスキルを持ち得ています。膨大なデータを管理する貴社においては、より応用的な事務経験を積み、正確な業務をしていきたいと考えています。

こちらの志望動機では、データ管理の経験をアピールすることで、パソコンスキルの高さを示せています。

また、自己記録更新を全員が達成したという具体的な結果をアピールすることで、分かりやすい志望動機になっています。

②【未経験】長期インターンの経験を活かしたい

私は事務経験はありませんが、長期インターンでの経験をデータの管理や効率化に活かしたいと思い、志望いたしました。

学生時代に行っていた長期インターンでは、多岐にわたる事務的サポート業務を担当しました。最初は指示通りに業務をこなしていましたが、その中で課題に直面しました。

特定の業務で書類提出が遅れ、それが後続の処理者に迷惑をかけているトラブルでした。この状況を改善するため、私はその業務を最優先で処理し、他の業務の優先順位も見直しました。

その結果、優先度の判断ができると評価してもらい、新しい仕事を任せてもらえるようになりました。この経験から、私は貴社のような多岐にわたる業務がある環境で、迅速かつ柔軟に対応する力を発揮したいと思うようになりました。事務経験についてはいち早く身に着けられるよう勉強に励みたいと思っています。

こちらは長期インターンを通して事務職に関係するスキルを身につけたことをアピールしている志望動機です。

この例文のように未経験でも、一般事務に通ずる内容の仕事をした経験があることをアピールできます。具体的なエピソードを用いると、インパクトが大きくなるでしょう。

③【経験者】社風に魅力を感じた

私は、自主性を大切にする社風に魅力を感じ、前職の経験も活かせる貴社を志望いたしました。

前職では、メーカーの一般事務職として働き、契約情報の管理を行っていました。業務をしていく中で、効率的に書類の処理を行う方法や、顧客データを見やすく改善する方法を考え、実行に励みました。結果的に、業務効率が向上して売り上げを平均10%伸ばすことに貢献しました。

この経験から、自主性をもって改善に励むやりがいを学び、貴社のような自主性が重視されている環境でさらに挑戦したいと思うようになりました。

貴社で働くことが出来たら、業務効率の改善点を見つけ出し、実行したいと思います。多くの人々に利益をもたらし、組織全体の発展に寄与していきたいと考えています。

前職での経験と結果をアピールし、企業で何ができるかを明示しています。数字で分かりやすい実績があるとなお良いでしょう。

これらの例文はカリクルの「志望動機テンプレシート」を活用して作成しています。

志望動機を作るのが苦手で困っている方は、以下のボタンから無料でテンプレシートを受け取ることができるので、ぜひ一度利用してみてください。

②営業事務の志望動機

営業事務の志望動機の作成に悩んでいる方は、以下の3つの例文を参考にしてみてください。

  1. コミュニケーション能力をアピールしたい
  2. アルバイトの経験を活かしたい
  3. 自分の持っているスキルをアピールしたい

ここでは、どんな目的で営業事務を志望するかによって、3つのパターンを紹介しています。自分に合う例文を探してみましょう。

①コミュニケーション能力をアピールしたい

貴社を志望した理由は、営業の方々を支え、円滑な取引を陰ながら支える営業事務の仕事に魅力を感じたからです。企業と顧客、人と人をつなぐ潤滑剤のような存在として、コミュニケーション能力を活かしたいと考えています。

大学時代のサークル活動で、私は会計を担当していました。年間予算の管理や会員からの徴収、備品購入など多岐にわたる業務でしたが、中でも特に苦労したのは、予算案作成の際に、活動内容や費用対効果について、会員それぞれの意見をまとめることが難しかったことです。

そこで、私はメンバー一人ひとりと積極的にコミュニケーションをとり、それぞれの考えを理解しようと努めました。また、分かりやすい資料を作成し、それぞれの意見のメリット・デメリットを整理して、全員が納得できる妥協点を見つけることに尽力しました。その結果、最終的には全員が納得する形で予算案をまとめることができ、大きな達成感を味わうことができました。

この経験から、丁寧なコミュニケーションを心がけること、相手の立場に立って物事を考えることの大切さを学びました。貴社で働く上で、これらの経験は必ず活かせるものと確信しています。持ち前のコミュニケーション能力と培ってきた事務処理能力を活かし、営業部の方々が業務に集中できる環境を作り出し、ひいては貴社の更なる発展に貢献したいと考えています。

こちらの志望動機では大学のサークルでの経験を通してコミュニケーション力を身につけたことをアピールしています。

営業事務では自社内の営業や外部の方とのやり取りをするため、コミュニケーション力が必要になります。

そのため、過去の経験を通してコミュニケーションスキルを身につけることができたという志望動機を作成してみるといいでしょう。

②アルバイトの経験を活かしたい

貴社を志望した理由は、アルバイト経験で培った「先回り力」を活かし、営業の方々がスムーズに業務に取り組めるようサポートしたいと考えたからです。企業の成長を支える営業部門を、陰ながら支える仕事に大きな魅力を感じています。

私は、大学入学時から3年間、飲食店でアルバイトをしています。お客様に気持ちよく食事を楽しんでいただくことはもちろんですが、忙しい時間帯には、いかにスムーズにお客様を案内し、店員の負担を減らすかということを常に考えながら行動していました。例えば、お客様が来店した際、人数やテーブルの空き状況を素早く確認し、混雑しそうな時間帯にはあらかじめ多めに水を用意しておくなど、先を見据えた行動を心がけていました。

このような経験を通して、状況を的確に把握し、先回りして行動することの大切さを学びました。貴社で働く上で、この経験は必ず活かせるものと確信しています。持ち前の「先回り力」と、アルバイトで培ったコミュニケーション能力を活かし、営業事務の仕事を通して、貴社の更なる発展に貢献したいと考えています。

こちらはアルバイトでの経験を活用した志望動機になります。

とくに飲食店などの接客業のアルバイトをしていた方は営業事務に活かせる経験となるので、上記のような志望動機を作成してみてはいかかでしょうか。

③自分の持っているスキルをアピールしたい

貴社を志望した理由は、営業事務の仕事を通して、持ち前の正確性と事務処理能力を活かし、会社に貢献したいと考えたからです。特に、貴社の「お客様第一」という理念に共感し、その理念を支える営業部門を支える仕事に強い魅力を感じています。

私は、大学で経営学を専攻しており、簿記や会計など、事務処理に必要な知識を習得してきました。また、日頃からデータ入力や書類作成を正確に行うことを心がけ、ExcelやWordなどのソフトも業務レベルで扱えるようにと、日々スキルアップに励んでいます。

正確性と事務処理能力には自信があり、これらのスキルを活かして、営業の方々が営業活動に専念できるよう、サポートしていきたいと考えています。貴社に入社し、経験豊富な先輩方から多くを学びながら、持ち前のスキルを更に磨き、一日も早く貴社の戦力となれるよう努力していく所存です。

事務作業が得意な人は、採用において有利な人材です。ただし、根拠のないアピールは「適当なことを言ってるのでは?」と逆効果になってしまいます。

上記の志望動機のようになぜ事務作業が得意なのか、具体的なエピソードを添えてアピールしましょう。

また、営業事務の志望動機についてより詳しく知りたい方に向けて以下の記事では書き方のポイントや例文を深掘りして解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

関連記事:【未経験者必見】営業事務の志望動機のポイントを例文付きで紹介

③経理事務の志望動機

経理事務の志望動機の作成に悩んでいる方は、以下の3つの例文を参考にしてみてください。

  1. 所有している資格を活かしたい
  2. 会社への思いをアピールしたい
  3. 経理という仕事への熱意がある

ここでは、どんな目的で経理事務を志望するかによって、3つのパターンを紹介しています。自分に合う例文を探してみましょう。

①所有している資格を活かしたい

貴社を志望した理由は、私が取得した日商簿記2級の資格を活かし、経理事務の仕事を通して、貴社に貢献したいと考えたからです。特に、貴社は〇〇事業において近年著しい成長を遂げており、その発展を支える経理部門でこそ、自分の能力を試したいと考えています。

大学時代から経理の仕事に興味があり、簿記や会計の基礎知識を習得するために努力を重ねてきました。その結果、日商簿記2級を取得することができ、財務諸表を読み解く力や、企業の経営状況を分析する力を身につけることができました。

これらの知識やスキルは、経理事務の仕事で必ず活かせると確信しています。貴社に入社後も、常に学び続ける姿勢を忘れず、更なるスキルアップを目指します。そして、正確な業務処理はもちろんのこと、将来はより責任の大きな業務にも積極的にチャレンジし、貴社の発展に貢献したいと考えています。

こちらの志望動機では自分が持っている資格をアピールする内容となっています。

自分が資格を所有していることや資格取得に至るまでの勉強などの過程を伝える志望動機を作成するといいでしょう。

とくに日商簿記などの経理事務での業務に活かせる資格を所有している場合はほかのエピソードを軸としていても志望動機に盛り込むことがおすすめですよ。

②会社への思いをアピールしたい

貴社を志望した理由は、企業理念である「〇〇」に強く共感し、私もその一翼を担いたいと考えたからです。そして、企業の土台を支える経理という仕事を通して、貴社に貢献したいと考えています。

説明会で、社員の方々が生き生きと働きながら、お客様や社会のために貢献しようとされている姿に感銘を受けました。私も、貴社の一員となり、持ち前の責任感と丁寧な仕事ぶりで、正確かつ円滑な経理業務に貢献したいと考えております。

経理の仕事は、会社の経営状況を把握し、的確な経営判断をサポートする、非常に重要な役割を担っています。私に与えられた仕事に対して、責任感を持って取り組み、チームに貢献することで、貴社の更なる成長を支えていきたいです。

会社への思いをアピールすることで企業側に「自分がどうしてもその会社に入りたい」という熱意を伝えることができます。

企業側は就活生にガッツや熱意を求めていることが多いため、「資格も持っていないしどうしよう…」と志望動機に悩んでいる方はこのような志望動機を作成するといいでしょう。

③経理という仕事への熱意がある

貴社を志望した理由は、企業の活動を数字という視点から支え、成長に貢献できる経理の仕事に強い魅力を感じているからです。中でも、貴社は〇〇事業において確固たる地位を築いており、その発展を支える一員として、経理の仕事に携わりたいと考えています。

物事を正確に処理することが得意な私は、学生時代から経理という仕事に漠然と興味を抱いていました。そこで、大学では簿記の講座を受講し、簿記検定の勉強を通して、財務諸表の見方や分析方法など、経理に関する基礎知識を学びました。

まだ知識や経験は浅いかもしれませんが、貴社に入社させていただき、一から経験を積んでいく中で、経理のプロフェッショナルとして成長していきたいと考えています。持ち前の真面目さと責任感を持って業務に取り組み、貴社の発展に貢献できるよう日々精進して参ります。

企業への熱意だけでなく経理事務の仕事への熱意をアピールする志望動機も良いでしょう。

大学の授業やアルバイトの経験を通して経理事務への興味関心を持ち、「経理の業務を絶対にしたい」という意思をアピールする内容にするのがおすすめです。

また、以下の記事では経理事務の志望動機についてより詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。

関連記事:経理事務の志望動機の書き方やポイントを解説|経験別の例文も紹介

④医療事務の志望動機

経理事務の志望動機の作成に悩んでいる方は、以下の3つの例文を参考にしてみてください。

  1. 医療従事者を支えたい
  2. 病院の理念に共感した
  3. 医療事務の人に助けられた経験がある

ここでは、どんな目的で経理事務を志望するかによって、3つのパターンを紹介しています。自分に合う例文を探してみましょう。

①医療従事者を支えたい

貴院を志望した理由は、医療事務の仕事を通して、患者様と医療従事者を繋ぐ架け橋となりたいと考えたからです。特に、貴院の「患者様一人ひとりに寄り添う医療」という理念に共感し、その実現に貢献したいという強い思いがあります。

私は、人と接することが好きで、アルバイトを通して培ってきたコミュニケーション能力には自信があります。また、アルバイトでは経理など事務の仕事も経験したため、事務処理能力にも自信があります。医療事務として正確に業務をこなし、医療従事者の負担を軽減することで、患者様により良い医療を提供できる環境づくりに貢献したいと考えています。

医療の知識は未熟ですが、貴院で働きながら、日々学習し、医療事務のプロフェッショナルを目指します。持ち前の笑顔と明るい対応で、患者様に安心感を与えられるような、温かい医療事務を目指します。

医療従事者を支えたいという意思は医療事務を目指すうえで大切なポイントになります。

近年では新型コロナウイルスの流行などもあり、医療従事者がひっ迫している状況も少なくありません。

そのため、「その状況を解消したい」「医療従事者を支えたい」という志望動機を作成することで医療事務への熱意を示すことができるでしょう。

②病院の理念に共感した

貴院を志望した理由は、貴院の掲げる「地域に根ざした医療」という理念に共感し、私もその一員として貢献したいと考えたからです。

貴院が長年、地域住民の健康を支えてきたことに深く感銘を受けました。説明会では、患者様との距離が近く、温かい雰囲気の中で医療を提供されていることを伺い、是非私もそのような環境で働きたいと思いました。

医療事務の経験はまだ浅いですが、持ち前の丁寧な仕事ぶりと、正確な事務処理能力には自信があります。患者様や医療従事者の皆様に信頼され、安心して業務を任せていただけるよう、日々努力し、貴院の理念である「地域に根ざした医療」の実現に貢献して参ります。

たくさんある病院の中で、なぜこの病院なのかをしっかりと示すことは非常に重要です。その際、志望先の経営理念や診療方針の理解や分析をしておきましょう。

そうすることで面接官にもしっかり調べていると伝わり、好印象を持ってもらいやすくなります。

③医療事務の人に助けられた経験がある

貴院を志望した理由は、以前、貴院で医療事務の方の温かい対応に感銘を受けた経験から、今度は私が患者様を支える側になりたいと考えたからです。

数年前、体調を崩して貴院を受診した際に、不安な気持ちでいっぱいだった私に、受付の医療事務の方が、優しく声をかけてくださったことを今でも鮮明に覚えています。その時の経験から、医療事務の仕事は、病院の顔として、患者様の不安を和らげ、安心感を与える、とても重要な役割を担っていると感じました。

医療事務の経験はまだありませんが、持ち前の明るい性格とコミュニケーション能力を活かし、患者様に寄り添った温かい対応を心がけます。そして、貴院の「患者様第一」の医療体制の一端を担えるよう、日々努力し、医療事務のプロフェッショナルを目指します。

医療事務員とのエピソードを志望動機の題材にするときは、事務員がどういう行動・対応をしてくれ、どこに心を動かされたのかを簡潔かつ具体的に伝えましょう。

上記の例文のように実際病院で経験したエピソードを詳しく伝えると、説得力のある志望動機になるでしょう。

また、医療事務の志望動機について書き方のポイントなどをより詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

関連記事:新卒の医療事務の志望動機を徹底解説|書き方や内容別例文も紹介

他の就活生より一歩リード!一般事務の志望動機でのNG内容とは?

ここまで志望動機の書き方や例文を紹介してきましたが、実は志望動機にはやってはいけないNGポイントが存在します。

ここで紹介するポイントを志望動機に入れ込まないように注意しましょう。

  1. 待遇を重視していることを述べない
  2. 抽象的な内容にならないようにする

①待遇を重視していることを述べない

たとえ待遇を重視して企業を選んでいても、志望動機では述べないようにしましょう。なぜなら、仕事そのものに対する姿勢やスキルが見えてこないからです。

企業担当者は、入社後に活躍してくれる人材かどうかを見極めにきています。ぜひ業務内容に着目して、貢献できる人材であることをアピールしてください。

②抽象的な内容にならないようにする

抽象的な内容にならないよう注意しましょう。特に、志望動機の使いまわしはいけません。汎用性の高い言葉は避けてください。

印象が良い志望動機には、具体的なエピソードと志望理由が含まれています。

たとえば、周りをサポートした経験、データを分析した経験などが挙げられます。内容が具体的であるほど、話の信憑性が増すでしょう。

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一般事務の志望動機が書けない場合はどうしたらいい?

就活のESや面接で必ず聞かれる志望動機ですが、とくに一般事務は新卒に人気の職種であり、仕事が具体的にイメージできず志望動機作成で困ってしまう方も多いでしょう。

ここでは、一般事務職の志望動機が書けない場合の具体的な対処法をご紹介します。

  1. インターンや説明会で仕事内容をしっかり理解する
  2. 志望し始めたきっかけを思い出してみる
  3. OB・OG訪問で同じ境遇の先輩に聞いてみる
  4. 本音の志望動機を言い換えてみる

①インターンや説明会で仕事内容をしっかり理解する

一般事務の志望動機を書くには、その企業の事務職の具体的な業務内容の理解が重要です。

インターンシップや会社説明会に積極的に参加し、実際の仕事内容や求められるスキルを直接聞くことで、より具体的な志望動機を作成できます。

また、イベントで得た情報や印象を志望動機に盛り込むことで、企業への理解度や熱意をアピールできるでしょう。

さらに、インターンや説明会で出会った社員の方々の話を参考にすると、その企業ならではの特徴や魅力を見出し、志望動機に反映できます。

②志望し始めたきっかけを思い出してみる

志望動機を書く際に悩んでしまう場合は、まず一般事務職を志望し始めたきっかけを振り返ってみましょう。

たとえば、前職や学生時代のアルバイトで事務作業を任されたときに、正確な処理や効率化に喜びを感じた経験や、周囲の人をサポートすることにやりがいを見出した瞬間などを思い出してください。

また、事務職の仕事内容を調べていく中で、自分の適性や興味が合致したと感じた部分も、志望動機のヒントになります。

具体的なエピソードを交えながら、なぜ事務職を目指すようになったのかを整理することで、説得力のある志望動機を作り上げられますよ。

③OB・OG訪問で同じ境遇の先輩に聞いてみる

OB・OG訪問では、人事担当者には聞きにくい内容も気軽に相談できるのが最大のメリットです。

特に、同じ大学やサークルから事務職に就職した先輩社員から話を聞くことで、志望動機の書き方のヒントを得られます。

実際の業務内容や必要なスキル、やりがいなど、具体的な体験談を聞くことで、自分の志望動機をより説得力のあるものにできるでしょう。

また、入社前と入社後のイメージの違いや会社の雰囲気など、よりリアルな情報を得ることで、志望動機に盛り込める内容も広がります。

④本音の志望動機を言い換えてみる

本音の志望動機をそのまま書くと、企業にとってネガティブな印象を与える可能性があるため、ポジティブな表現に言い換えることが重要です。

例えば、「安定した職に就きたい」という本音も、言い換えれば「長期的にスキルを磨き、1つの企業で成長したい」という表現にできますよね。

また、「ノルマがなく精神的に楽そう」という理由も「バックオフィス業務を通じて会社全体の成長をサポートしたい」と言い換えられます。

このように、本音を企業視点で捉え直し、前向きな表現に変換することで、より魅力的な志望動機を作成してみてください。

一般事務の志望動機についてよくある質問

ここまで解説してきたように、一般事務職は競争率が高く志望動機で差をつけることが内定獲得のカギとなります。

そこでここからは、応募者からよく寄せられる質問とその回答について見ていきましょう。

  1. 「長く働きたい」は一般事務の志望動機で使える?
  2. パートやアルバイトの経験は志望動機に使える?

①「長く働きたい」は一般事務の志望動機で使える?

「長く働きたい」という理由のみの志望動機は、一般事務の面接やエントリーシートとしては避けましょう。NGということではなく、やや動機として弱いと捉えられるからです。

「長く働きたい」だけでは企業側から見ると具体性に欠けてしまい「本当にそう思ってくれているのかな?」と疑問を与えかねません。事務職として長期的にキャリアを築きたい理由を具体的に説明する必要があります。

例えば「事務の基礎スキルを身につけた後、経理知識も習得して管理部門のスペシャリストを目指したい」といった形で、キャリアビジョンを示すことをお勧めします。

また、「貴社の事業領域に興味があり、その成長に事務職として携わりたい」など、企業の特徴と結びつけた説明も効果的です。

②パートやアルバイトの経験は志望動機に使える?

パートやアルバイトの経験は、一般事務職の志望動機に効果的に活用できます。

たとえばレジ打ちの経験などがあれば、正確な入力作業や数字を扱う能力が身についたことをアピールできますよね。

他にも、アルバイト先で事務作業を任された、業務改善が見込めるマニュアルを作成した、などの経験があれば、それを具体的なエピソードとして盛り込むことで説得力のある志望動機になるでしょう。

ただし、単なる業務内容の羅列は避け、その経験を通じて得た気づきや、それを一般事務職でどう活かしたいかという展望まで言及するのが重要です。

一般事務の志望動機は具体的に!求められるスキルをアピールしよう

人気である一般事務職では、ライバルに差をつけるために志望動機を具体的に書く必要があります。また、求められるスキルをアピールすることで、即戦力としての動きが期待されるでしょう。

ぜひこの記事を参考に、自分なりの志望動機を作って周りに差をつけてくださいね。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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