飲料メーカーを希望している人の中には、「志望動機はどう書くのかな」「コロナ禍以降業績はどうなっているのだろう」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、飲料メーカーの志望動機の書き方や飲料業界の動向についてまとめました。また、飲料メーカーの主な仕事内容も紹介しています。
ぜひ、飲料メーカーへの就職を希望している人は参考にしてみてくださいね。
飲料メーカーの動向
コロナ禍では、体調管理のため「ヤクルト1000」が大ヒットして品切れになったニュースが身近なできごとですよね。
飲料業界の動向としては、自動販売機の減少や家庭向けの飲料の消費増加が挙げられます。
2019年のコロナ禍以降、多くの企業は在宅ワークを取り入れ始めたためオフィスに設置している自動販売機の売り上げが低下し、場所によっては撤去されました。
また、コンビニでの飲料の販売量も減少しています。一方で、家庭向けの大型ペットボトルや家飲み用の酒類の消費が増加しました。
飲料メーカーの職種・仕事内容
飲料メーカーというと、工場といった製造のイメージが強いかもしれませんが、企画・エンジニア・営業など様々な職種があります。
- 企画・開発職
- 事務職
- エンジニア職
- 製造職
- 営業職
職種によっては理系出身であることが応募条件の場合もあるので、気になる職種がある人はチェックしておきましょう。
①企画・開発職
企画・開発職の業務内容は新商品の企画、商品のパッケージやデザインの開発、既存商品の改良などがあります。
自分が考案した新商品が店頭に並んだり、新たにつくったデザインが話題になるとやりがいや嬉しさを感じられるでしょう。
新卒の場合、企画・開発職は全学部全学科が応募対象となっていることがほとんどです。
専門的な知識の有無は問われない分、自分の強みをアピールして他の就活生と差をつける必要があります。
②事務職
事務職の業務内容は、資料や書類の作成、電話・来客対応、郵便物の仕分け、ファイリング、データ集計など一般的な事務仕事です。
新卒の場合は全学部全学科が応募対象になっているため、MOSや簿記などの資格は取得しておくとアピールポイントになりますよ。
③エンジニア職
エンジニア職は、生産性向上のための新技術・新設備の導入をはじめ、工場の保守管理など製造に関するシステムの管理が主な業務内容です。
商品を販売につなげるためには、安定した生産は不可欠です。万が一設備に不備があった場合には、スピーディーな整備が求められます。
専門性が高いため、機械工学系・電気工学系・情報工学系などの理系学部の出身であることが、応募条件となっている飲料メーカーがほとんどです。
④製造職
製造職は、企画・開発職が考案した商品を形にするのが主な業務です。また、開発職・研究職など分業化になっている飲料メーカーもあります。
消費者にとって安心・安全な商品のため、定められた厳格な品質管理がされており、各メーカーが高品質な製品を工場で製造しています。
商品開発や研究には専門的な知識が必要とされるため、農学・理学・工学・薬学などの理系学部出身が応募条件になっている飲料メーカーがほとんどです。
⑤営業職
営業職は、コンビニやスーパー、飲食店などを中心として営業を行います。また、顧客のニーズや需要を聞き出し開発側に伝えるのも営業職の業務です。
店頭に商品を並べるだけではなく、ドリンクの新メニューや店舗で使うツールの提案や、自動販売機の設置および商品選定など自販機の管理も営業職が担っています。
全学部全学科が応募対象となっていますが、車移動での営業が多いため、運転免許取得が必須の場合がほとんどです。
飲料メーカーに向いている人の特徴
飲料メーカーで働く際に不可欠なのが、食への興味です。食に興味が無いと、他メーカーを圧倒する商品の開発や、商品の営業への意欲が薄くなってしまいます。
また、自ら成長し続けようとするチャレンジ精神や、消費者に対して誠実であることも求められます。当然ではありますが、仕事に対して情熱を持つ人は希少価値が高いですよね。
さらに企画・開発職や製造職では、味覚・嗅覚が優れている人やデザインへの感性を大切にしている人が求められる傾向があります。
飲料メーカーの志望動機の書き方のコツ3つ
飲料メーカーへの志望動機を書く際には、結論ファーストを意識しましょう。書き方のポイントは以下の3点です。
- 飲料メーカーに就職したいのか
- なぜその企業を選んだのか
- 入社後の目標を書く
面接時に志望動機を言う場合も、結論ファーストを忘れないでくださいね。
①飲料メーカーに就職したいのか
まずは、冒頭に「飲料メーカーに就職したい理由」を書きましょう。「私が飲料メーカーを志望しているのは」から書き出すと、自然と結論ファーストの形になります。
このときに書く志望動機は就活の軸なので、なぜ飲料メーカーに就職したいのか、飲料業界でなけれなならないのかをよく考えましょう。
また、飲料業界の悪い面も理解しておくことが大切です。多少不都合なことを言われても、事前に理解しておくだけでができますよ。
②なぜその企業を選んだのか
次に、なぜその企業を選んだのかを書きましょう。同じ飲料メーカーでも企業理念や社風、描いているビジョンが異なるので、企業研究は欠かせません。
商品が企業を選んだ決め手のときは、「毎日飲んでいるから」「好きだから」と漠然とした思いではなく、自分だけの具体的なエピソードがあると、より商品への情熱が伝わります。
企業の理念を知ったり、商品に触れたりして何を感じたのか。あなたが感じた思いをまとめることができれば、他の人と被りにくい動機になりますよ。
③入社後の目標を書く
志望動機から入社後の目標までは、一貫性を失わないようにしましょう。
志望動機では営業職を意識している内容でありながら、入社後の目標が企画・開発職の業務に近い内容だと、やりたいことが定まっていない印象になります。
また、飲料メーカーが描いているビジョンや方針とマッチしているかも大切です。
企業が目指しているものと自身の目標がマッチと、「うちには合わないのかもしれない」とマイナスな印象になるおそれがあります。
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飲料メーカーの志望動機の例文2つ
ここでは、飲料メーカー向けの志望動機の例文を2パターン紹介します。
- 実体験が志望動機となる場合
- 業界や職種が志望動機となる場合
いずれも自分にしかないエピソードがあると、より説得力が増しますよ。
①実体験が志望動機となる場合
私は「多くの人と寄り添う製品を世に広める手助けをしたい」という夢があり、多くの人の暮らしに密接に寄り添い続けている貴社を志望いたしました。 私は中学時代からスポーツに打ち込み、常に手元にあったのが貴社のスポーツドリンクでした。夏の練習後に飲むその爽快感と美味しさに、何度も助けられました。 この経験から、大手飲料メーカーとして50年以上の歴史を持ち、たくさんの人々に寄り添い続けてきた貴社で多くの人を支え、人々を笑顔にできるような製品作りに関わっていきたいと考えるようになりました。 入社後は、貴社の大手メーカーとしての長所である幅広い商品群を活かし、営業担当として、それぞれの顧客へ最適な提案を行っていきたいです。 また、持ち前の英語力を活かし最終的には海外部門を担い、より多くの人々に御社の製品を広めていきたいと考えています。 |
自分の学生時代の話を用いて、根拠となるエピソードを紹介しているのがポイントです。
②業界や職種が志望動機となる場合
私は、「仕事を通して世界の環境改善に少しでも貢献していきたい」という夢があり、貴社を志望いたしました。 私が以前貴社の〇〇という製品をゴミの分別のためにラベルを剥がしたところ、ラベルを剥がした人だけが気づけるクジがあることに気づきました。気になって調べてみると、SDGsの取り組みの一環として他にも様々なデザインのラベルを使用していることを知りました。 私は、分別をしたことで得をしたような嬉しい気持ちになったことに加え、これからも分別を心がけたいと強く思いました。このように、製品へ少しの工夫をすることで、私のように心温まり、行動へ移すことができる人を増やしていくためにも、貴社の企画・開発職を目指すようになりました。 入社後は、貴社の大手企業としての知名度を存分に活かし、人々が少し楽しみながら環境改善に取り組めるような製品作りに尽力していきたいと考えています。 |
企業の商品を用いたエピソードを元に、志望した理由を述べています。入社後にどのように活躍したいかが具体的にかかれているのもポイントです。
飲料メーカーの志望動機では一貫性を大切にしよう
飲料メーカーの志望動機では、入社後まで自身の考えや挑戦したいことに一貫性を持つことが大切です。
そのためにも、まずは飲料メーカーの業務内容の把握や自身の就活軸を定める必要があります。
希望しているメーカーや職種に就くためにも、企業の方針と自身の就活軸が合っているのかチェックして、自分だけの志望動機を考えてくださいね。
この記事を書いた人
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。