就活中の企業訪問は、実際の職場の雰囲気を知る貴重なチャンスです。ですが、アポイントメントのとり方や当日のふるまい方が分からず悩んでいる方もいるでしょう。
そこで本記事では、企業訪問のマナーや流れを詳しく解説します。事前準備や持ち物についても紹介するため、ぜひ参考にしてください。
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企業訪問とは|志望企業について知る絶好の機会

企業訪問とは、就活生が自分が興味のある企業を訪問する機会を指します。会社の雰囲気や実際の業務内容、どんな人たちが勤務しているのかなどを知る絶好の機会です。
会社説明会は口頭での説明が中心となるため、「自分がその企業に就職したら」をイメージしにくいでしょう。
企業訪問は会社説明会よりも現場の声を聞け、実際の雰囲気が分かりやすい点がメリットといえます。
企業側が企業訪問を実施する理由は、就活生に企業の雰囲気や実際の業務を知ってもらい、ミスマッチを防ぐためです。
【5ステップ解説】企業訪問の流れ

企業訪問の流れは以下の5ステップです。
- 受付で企業訪問に訪れた旨を伝える
- 会議室などで待機する
- 企業の説明を聞く
- オフィス見学をする
- 最後には必ずお礼を伝え
【ステップ①】受付で企業訪問に訪れた旨を伝える
約束した日時に会社に出向き、受付で企業訪問に訪れた旨を伝えます。
受付で学生証を提示して、自分の大学名と氏名を名乗りましょう。その後、企業訪問で来たことを伝えます。
補足で「何時に誰と約束しているか」も伝えると、受付担当者もスムーズに案内することができます。
企業訪問では、会社に入った瞬間からチェックされています。受付担当者が選考に関わっているわけではありませんが、油断せずに丁寧な対応を心掛けましょう。
【ステップ②】会議室などで待機する
受付が終わったら会議室などに通されるため、担当者が来るまで静かに待機しましょう。
部屋に通されたら、スマホなどを見たりせずに背筋を正して待ちます。だらけた態度や姿勢はNGです。企業訪問では他に参加者がいるケースもありますが、大きな声で話すのは避けましょう。
しばらく待つと担当者が来るため、入室したらすぐに席を立って挨拶をします。
【ステップ③】企業の説明を聞く
企業訪問では、まず担当者が企業の説明を行います。適宜メモをとりながら集中して話を聞きましょう。
何か質問がある場合は、「○○の件でお伺いしても宜しいでしょうか」と前置きをして質問します。前置きなしで勝手に質問するのはNGです。
また、この時に企業理念などホームページを見れば分かるような質問は避けてください。
もし自分自身について質問された際は、アイコンタクトをとりながらハキハキとした声で話しましょう。
【ステップ④】オフィス見学をする
企業の説明が終わったら、オフィスに案内してもらえる場合があります。実際の事業内容や会社の雰囲気を知る良い機会です。
見学中に社員とすれ違った際には、自分から明るく挨拶するようにしましょう。
オフィス見学のあとは、疑問や不安に思った点などを質問してもOKです。ただし、企業理念や従業員数など会社の公式ホームページを見れば分かる質問は避けましょう。
【ステップ⑤】最後には必ずお礼を伝える
予定されていたプログラムが終了したら、最後にお礼を言って退出します。
担当者は忙しい中、就活生のために時間をとってくれています。「本日はありがとうございました」などのシンプルな言葉で良いので、必ずお礼を伝えてください。
企業訪問が終わっても会社周辺では緊張感を持ち、スマートフォンを触ったりネクタイを外したりするのはやめましょう。
企業訪問の内容を安易に人に話したり、SNSに呟いたりするのもNGです。
【必見】企業訪問で守るべきマナー4つ

企業訪問で悪い印象を持たれると、最悪の場合は選考に影響が出る可能性があります。企業訪問で守るべきマナーは以下の4つです。
- 5分前までに受付を完了させておく
- 基本的にはスーツを着用する
- 携帯電話はマナーモードにしておく
- お礼メールをその日の内に送る
①5分前までに受付を完了させておく
企業訪問当日は、少し余裕を持って会社に到着しましょう。開始時間の5分前までには受付を完了させます。
開始時刻ちょうどに受付に到着するなど、遅刻ギリギリはNGです。受付で対応してから部屋に案内されるまで短くても1~2分はかかるため、余裕を持って5分前までには受付を完了させましょう。
ただし、開始時刻より早すぎると企業側の準備ができていない可能性があります。企業側に迷惑をかけることになるため、早く到着してもしばらく待機しましょう。
②基本的にはスーツを着用する
企業訪問当日の服装は、基本的にはリクルートスーツを着用します。服装のマナーや注意点は、会社説明会や面接時などと同様です。
スーツのシワや汚れなどを確認し、清潔感のある服装を心掛けてください。髪型や髪色はビジネスマナーに合わせ、アクセサリー類は外します。
基本的にはスーツ着用ですが、企業によっては服装を指定してくるケースがあるため、企業側の指示に従いましょう。
③携帯電話はマナーモードにしておく
企業訪問では、携帯電話をマナーモードに設定しておきます。担当者が話している間やオフィス見学中に着信音が鳴ると、周囲に迷惑をかけてしまいます。
周囲に迷惑をかけるだけでなく、担当者から悪い印象を持たれ可能性があるためくれぐれも注意しましょう。
本人はマナーモードにしているつもりでも、実際はなっていないケースが少なくありません。受付をする前に、携帯電話がマナーモードになっているかを必ず確認してください。
④お礼メールをその日の内に送る
企業訪問のお礼を伝える場合は、お礼メールをその日の内に送ることをおすすめします。お礼メールは必須ではありませんが、送ったほうが丁寧な印象を与えられるでしょう。
企業訪問のお礼メールでは、企業訪問の機会を設けていただいたことへのお礼をシンプルに伝えます。当日学んだことや今後の抱負も添えると、好印象かつ丁寧な印象を与えられます。
お礼メールは原則として営業時間内に送りましょう。当日中にメールができない場合は、翌日の午前中に送っても問題ありません。
企業訪問で必要な事前準備4つ

企業訪問を希望する場合は、具体的に何を準備すれば良いのでしょうか。企業訪問で必要な事前準備は以下の4つです。
- アポイントメントをとる
- 企業研究を行う
- 志望理由を仕上げておく
- 質問したいことを整理しておく
①アポイントメントをとる
企業訪問したい企業が決定したら、まずはアポイントメントをとりましょう。アポイントメントなしで突然訪問するのはマナー違反です。
まずは、企業の公式ホームページに企業訪問に関する記載があるかを確認します。記載がある場合は、その方法に従ってエントリーしましょう。
企業訪問に関する記載がない場合は、企業訪問が可能かどうかを確認します。電話やメール、公式ホームページの問い合わせフォームなどで連絡をとりましょう。
②企業研究を行う
企業訪問のアポイントメントがとれたら、まずは企業研究を行います。企業のことを何も調べずに企業訪問するのはマナー違反です。
企業の公式ホームページや求人サイトから、「事業内容」「企業理念」「企業の強み・弱み」などを確認します。
Webサイトで調べた中で疑問に思ったことなどは、メモしておき当日質問できるようにしましょう。
③志望理由を仕上げておく
企業訪問では志望理由を聞かれる場合もあるため、しっかりと言えるように準備しておきましょう。
企業側は、企業訪問に参加してくれた就活生に関心があります。選考目的というよりは、関心から志望動機を質問してくるケースも少なくありません。
企業訪問は面接ではないため、志望動機を準備してこない就活生もいます。そんな中でしっかりと志望理由を答えられると、好印象を持たれやすいでしょう。
④質問したいことを整理しておく
最後に、企業訪問当日に質問したいことを整理しておきます。企業訪問では、就活生からの質問タイムを設ける企業が多いためです。
「何か質問はありますか」と直接聞かれるケースもあり、その際に何も質問しないと印象が悪くなる可能性があります。
担当者から説明があったり他の就活生と被ったりする可能性を考慮して、複数の質問を用意してくことをおすすめします。
先ほども触れたように、企業理念など事前にWebサイトで調べれば分かる質問は避けましょう。
企業訪問時にあると便利な持ち物5つ

企業訪問時にあると便利な持ち物は以下の5つです。
- A4サイズの書類が入るカバン
- 筆記用具
- ノート・メモ帳
- スマートフォン
- 身だしなみを整えるグッズ
企業訪問では書類や資料を配布されるケースが多いため、A4サイズの書類が入るカバンを用意しましょう。
書類や資料が折れ曲がらないように、A4サイズのクリアファイルを持参するのもおすすめです。担当者からの説明をメモするために、筆記用具やノート類も必ず持参します。
また会社に入る前に身だしなみを確認できるよう、鏡やブブラシなど身だしなみを整えるグッズも持っていくと便利です。
企業訪問ではマナーを守り好印象を与えよう

企業訪問は、実際の業務内容や雰囲気を知ることができる貴重な機会です。企業訪問で好印象を与えられると、選考で有利になる可能性もあります。
当日は基本的なマナーを守り、積極的に質問するなどして好印象を与えられるように心掛けましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。