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エントリーシートと履歴書の違いを解説|両方書く場合の注意点も紹介

エントリーシートと履歴書の違いをご存じでしょうか。

エントリーシートと履歴書は、用途と内容が異なるため、特性をしっかり理解した上で作成しなければなりません。

この記事ではエントリーシートと履歴書の違いや書き方のポイント、共通のマナーについて解説しています。ぜひ参考にして、魅力的な書類を書いてください。

富樫

キャリアアドバイザー 富樫

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーを担当。新卒ながら会社説明会の運営や司会も積極的に兼任しており、就活生のファーストキャリアを重要視したアドバイスを行う。

エントリーシートと履歴書は用途と内容が異なる

まず初めに、エントリーシートと履歴書の違いについて説明します。

エントリーシートは自分の人柄と熱意をアピールするもので、履歴書は経歴と個人情報を伝えるものです。

①エントリーシートは自分の人柄と熱意をアピールするもの

エントリーシートは、就職活動の際に企業に提出する応募書類の1つです。以下の項目が頻出となります。

  • 志望動機は何ですか。
  • 自己PRをしてください。
  • 学生時代に取り組んだことを教えてください。
  • 入社後に行いことは何ですか。

志望動機と入社後に行いたいことは、企業に対する想いや、他社ではだめな理由などの質問がされます。これは内定辞退や入社後のミスマッチを防ぐためです。

自己PRは、長所・短所や大切にしていることなど、志望者の性格や価値観を知るため。学生時代に関する質問は、成功体験や得たものなどを知りたいので頻出となっています。

業界の志望理由や今話題のニュースなど、企業独自の質問をされることも!業界によっては特殊な質問が多い場合もありますよ。

② 履歴書は経歴と個人情報を伝えるもの

履歴書は、これまでの経歴と個人情報を伝える書類で、選考後に従業員データとして保管されるもの。例えば以下のような項目があります。

  • 氏名
  • 年齢
  • 生年月日
  • 連絡先
  • 住所
  • 学歴
  • 資格

これらに加え、志望動機や自己PR欄もありますが、エントリーシートに比べスペースが小さめに設定されています。

スペースが小さい分、簡潔に書くことが求められています。一般的に履歴書はJISという日本工業規格に基づき販売されています。

書店やコンビニなどに売っている履歴書の内容は、基本的にほぼ同じです。

ただし、企業によっては大学指定の履歴書を求められることもあるので、事前にしっかりチェックしましょう。

エントリーシートと違い、基本的には質問や書くべきことが企業ごとに変わるわけではありません。そのぶん、やや個性を出しにくいことも。

エントリーシートと履歴書を両方書く時のポイント

続いて、エントリーシートと履歴書の両方に書く内容についてポイントをまとめました。

  1. 内容に一貫性を持たせる
  2. 内容は重複しても問題ない

エントリーシートと履歴書に共通する内容とはいえ、より効果的に伝えるためにはそれぞれ工夫が必要です。以下で詳しく見ていきましょう。

①内容に一貫性をもたせる

エントリーシートと履歴書では、内容に一貫性を持たせるように書きましょう。

特に、自分の強みや弱みは一貫して伝えることが大事です。

提出した2つの書類の内容が違っていたり、矛盾点が生じていると、信ぴょう性が低くなるだけでなく、軸がブレている印象を与えてしまいます。

2つの書類を最大限に活用するには、結論を変えずに別のエピソードを書いたり、内容を膨らませたりすることが効果的ですよ。

全く同じ内容だと、一貫性はありますが手抜き感が出てしまい、評価が下がる恐れがあります。

ほとんど同じ内容にしてしまうと、それはそれで手抜き感が出てしまいます。1つの強みに関して複数のエピソードを書き出しておくなど、工夫が必要ですね。

②内容は重複しても問題ない

エントリーシートと履歴書の内容は、重複しても基本的には問題ありません。

エントリーシートで書いたことの要約を、履歴書の志望欄や自己PR欄で書くことはOKとされています。

エントリーシートと履歴書の内容が重複しても気にせずに、自身がアピールしたいことを書きましょう。

エントリーシートを書く3つのコツ

エントリーシートの特性がわかったところで、次はエントリーシートを書くコツを3つ紹介します。

  1. 具体的エピソードでオリジナリティを出す
  2. 企業研究をしっかり行う
  3. 面接で深堀されることを想定

①具体的エピソードでオリジナリティを出す

エントリーシートは、具体的なエピソードでオリジナリティを出すように書きましょう。

「私の強みは〇〇です」だけの記載だと、説得力に欠けるので、主張を裏付けるエピソードも盛り込みましょう。

書く時のポイントとしては、「自分が感じたことを自分の言葉でまとめる」ことが大事です。

エピソードは、必ずしも成功体験である必要はなく、失敗から学んだ経験を書いてもアピールすることができます。

「自分はそんなエピソードなんて持っていない」と迷うこともありますが、題材としてはサークル活動やアルバイトの経験でもいいのです。

誰も経験したことがないような特別な経験でないとダメ、と思いがちですよね。重要なのは過程や努力の内容なので、特別である必要は全くありません。

②企業研究をしっかり行う

エントリーシートを書く前に、企業研究をしっかりと行いましょう。

何を書いていいかわからない人は、志望する会社や業界のことを知らないことが多い傾向があります。

企業研究をしっかりすることで、自分のアピールポイントだけでなく企業に伝えておきたいことを簡潔にまとめられます。

③面接で深堀されることを想定

エントリーシートに書く内容は、面接で深堀りされることを想定して書きましょう。

面接では、自身が書いたことについて質問されても困らないようにしておくべきです。

エントリーシートのためのエピソードにならないよう、「自分が面接官だったらこう聞くかも」とイメージを膨らませながら文章を作成しましょう。

不自然な内容があれば面接官は深堀りしてくるので、曖昧な答えにならないようにエピソードをしっかり固めておくことが重要です。

自分が何を大事に思って行動したのか、どんな信念を持って動いたのかなど、当時の行動をきちんと振り返ってみましょう。

履歴書は正しく簡潔に

履歴書は、志望者の基本的な情報を把握する書類で、書く内容やスペースが限られているため簡潔に書くことが求められます。

しかし、短く書けば良いというわけではなく、正確な内容を伝えることが重要です。

履歴書は正確な内容の記載を求める書類なので、正確に、しかし簡潔にまとめることを重要視しましょう。

エントリーシートと履歴書の共通マナーを確認

最後に、エントリーシートと履歴書の共通マナーについて紹介します。

  1. 指定された文字数の8割は書く
  2. パソコンと手書きどちらでも可
  3. 誤字脱字に気を付ける

①指定された文字数の8割は書く

エントリーシートと履歴書は限られた文字数やスペース内で簡潔に書くことが求められますが、評価が下がる恐れがあるため指定された文字数の8割は書くようにしましょう。

自身の持つエピソードをより具体的に書くと、自然に8割程度は埋まります。

文字数を指定されなかった場合は、書くべきスペースの八割を視覚的に埋められるくらいは書いておきましょう。

②パソコンと手書きどちらでも可

企業からの指定が特に無ければ、どちらでも問題ありません。

エントリーシートと履歴書は、入手方法がダウンロードの場合、印刷して手書きしてもいいですし、書き込めるファイルの形式であればパソコンで作成してもいいです。

手書き・パソコンどちらの場合も、書き間違える可能性があり、そのたび書きなおしが必要になるため、丁寧に記入しましょう。

③誤字脱字に気を付ける

エントリーシートと履歴書は、どちらも誤字脱字に気をつけましょう。

誤字や脱字が多いと、「自社のことをそれほど志望していないのではないか」「注意力が無く、普段からミスが多い人なのかも」と認識されてしまう可能性があります。

書類を提出する前は誤字脱字がないか、不自然な文章がないかをしっかりと確認しましょう。

誤字脱字だけで落とされることはないかもしれませんが、印象はあまりよくありません。印象1つが選考に影響することもあるため、気を付けて書きましょう。

エントリーシートと履歴書の違いを正しく把握して就活に生かそう

いかがでしたでしょうか。今回は、エントリーシートと履歴書の違いについて解説しました。

エントリーシートは自身の人柄と熱意をアピールするもので、履歴書は経歴などの個人情報を伝える書類です。

エントリーシートと履歴書の特性を正しく把握することで就活に活かすことができますよ。

それぞれの違いを理解し、就活を円滑に進めましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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