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これからの「学び」がどうあるべきかを元リクルートの起業家に聞いてみた|まなびコーチング代表 長尾圭氏

皆さんこんにちは!
学生ライターの礒貝です。

2020年はコロナウイルスの影響で様々な生活の変化が出ました。
その中でも、「教育」の変化は大きかったと思います。
私たち大学生も、ほとんどの授業がオンラインで行われ、
その可能性や課題を肌で感じましたよね。

今回は、そんな過渡期真っ只中の教育業界でコーチングを追求している、
元リクルート社員で株式会社まなびコーチング代表の長尾圭さんにお話を伺いました!

教育業界に関心のある方はもちろん、起業に興味がある方も必見です!

幼少期を米国コネチカット州で過ごした後、
渋谷教育学園渋谷中学高等学校に特待生入学。
塾・予備校に通わず独学のみで東京⼤学に現役合格した後、
株式会社リクルートに新卒入社。
教育事業部にてオンライン教育サービス『スタディサプリ』の
事業開発に従事。
2020年に同社を退職し、株式会社まなびコーチングを創業。

教育業界を志したきっかけ

もともと工学部とのことですが、教育業界に進むと決めたきっかけは何だったのでしょう?

修士1年の頃、周囲のほとんどが大企業順、収入順に企業選びをしていることに違和感を覚えたのがきっかけです。
それはあくまでも世間的な評価軸で、自分軸ではない

東大生をはじめとして偏差値の高い大学に進む人なんかは、他人から与えられた短期目標に向かってコツコツと努力することは得意でも、中長期的な目標やビジョンを自ら立て、逆算して行動することが苦手な人が多いのではないかと学生時代に身を以て感じました。

その「自ら目標を立てて逆算する能力」は人生設計をする上でとても大切なもので、それを教育を通じて養うお手伝いをしたいと考えるようになりました。

私も「テストだけで人生を進められたら(正解が決まっているから)楽なのに」とか考えてしまうので、とても心にささっています…!

起業する⼈の共通点?!

そのような想いでリクルートに新卒⼊社したのですよね。
リクルートは長尾さんをはじめとして多くの起業家を輩出していますが、その所以のようなものは何かあるのでしょうか…?

元々「絶対起業をしよう」と思って⼊ってくる人は案外多くないと思いますよ。

私の感触ですけど、マインド面としては、リクルートに依存しよう、と思っている⼈はほとんどいないです。
やりたいことが明確で、リクルートはそれを叶えるための手段の⼀つに過ぎないというか。

また、スキル面としては、リクルートは様々な事業を展開していて、複数の職種を経験できることが寄与しているのかもしれません。

まなびコーチングが提供するこれからの教育

その後、長尾さんは2020年にリクルートを退社して、株式会社まなびコーチングを設立されました。
御社はどんなサービスを提供しているのですか?

コーチングを通じて人の可能性を最大化し、EdTechを活用した効果的な学習をサポートするため、国内外の小中高生を対象とした個別コーチング塾、オンラインコーチングサービス、学校様向けコーチング代行サービスを行っています。

将来のビジョン

ご⾃⾝の会社を通じて叶えたいことは何かありますか?

もともと、勉強によって自信をなくす子がいなくなれば良い、という思いがあります。
勉強が苦手な子も、能力のせいだけではなくて、学校の授業が不十分だったり、やり方がわからなかったりするだけのことが多いんです。

リクルート時代、スタディサプリの営業で偏差値30の学校に行ったりスタディサプリラボという塾プロジェクトをしたりする中でその様子を目の当たりにしました。
だから適切なコーチングによって正しい勉強法を身につけ、全員が教科書の内容を理解できて「自分は勉強ができない…」と思うことのない状態を実現したいですね。

それから、勉強のサポート以外にも、生徒が面白い同級生や大学生、さらには社会人に出会えるようなプラットフォームを作りたいです。

これらを通じて、生徒が学校や塾といった学び場でも生き生きできるような、そういった社会を実現させたいです。

とても素敵な考え方ですね!
ご自身のバックボーンと照らし合わせてみていかがでしょう…??

幼少期はアメリカで過ごしたのですが、
アメリカの教育は、日本に比べて子供一人一人を認める、自由な教育をしていました。

また、両親の教育方針も自由で、自分のやりたいことに向かって頑張る能力が身に付いたと思います。

なのでありがたいことに、自分は勉強によって自信をなくす、ということはなかったように思いますね。

コロナウイルスの影響

今年は新型コロナウイルスが流行し、本当に教育業界が変化しましたよね。
まなびコーチングが受けた影響にはどんなものがありますか?

ポジティブ⾯で⾔うと、学校向けの営業は非常にうまくいってます。
オンライン教育が受け入れられやすくなり、リアルな教育との垣根はかなり低くなった印象です。

ネガティブ面で言うと、弊社はリアルとオフライン、両方のサービスを展開しますが、 創業とコロナウイルスのタイミングが重なり、今年はオンラインのみの展開です。
なのでリアルな場で作りたいと思っていた「生徒が面白い人に出会えるプラットフォーム」の実現はしばらく先になりそうです…

これからの教育

最後に、今後教育業界はどう変化していくべきだ、
また、それに合わせてまなびコーチングはどう対応していくか
などの考えはありますか?

いっぱいあります。
先ほどあげた「実現させたいこと」のもっと先の話を1つあげるならば、塾や学校、家庭が自らが教えること、つまりティーチングから脱し
EdTechのスマートな活用や、正しい勉強方法の装着をサポートすること、つまりはコーチングへの役割変革をしていけるようにお手伝いをしたいなと思います。

今回は、リクルートで以前より面識のあった⻑尾さんにお話を伺いました。
約半年ぶりにお話しさせていただきましたが、非常に温かく受け⼊れてくださり、また教育に対する熱い想いを語ってくださいました。
特に「自分軸で起業を選ぶことができているか?」というところは、私同様心に刺さった人も多いのではないでしょうか。

まなびコーチングは起業からまだ1年足らずということもあり、積極的に採用できる状況ではないとのことです。
ですがインターンは紹介制の応募が基本ではありますが常時募集しているとのことなので、⻑尾さんの考えに共感した方は是非、コンタクトを取ってみてはいかがでしょうか??

詳細は以下のサイトで確認してみてくださいね!

長尾さん、これからもコロナに負けずに頑張ってください!
本日は本当にありがとうございました!!

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礒貝

この記事を書いた人

礒貝

#三重出身 #21卒 #東大女子 #理系女子 #まちづくり #ファッション #猫 #スイーツ #旅行 #野球 #努力は自分を裏切らない

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